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水木三甫
2022年12月4日 10:08
日曜美術館は勅使川原三郎がテーマ。再放送で以前に見ている。「見えないものがあるから見えるものがある」、「動かないものがあるから動くものがある」。すべてが見えてしまえば、それは既に見えるとは言えない。すべてが動いてしまえば、それは既に動いているとは言えない。裏と表の関係をいかに客に提示し、感じてもらえるか。それが勅使川原三郎にとっての演劇の役目であるのだろう。ストーリーも気にせず、不思議な体の動きを
2022年10月30日 10:17
『日曜美術館』の今日のテーマは牛腸茂雄。カメラマン。36歳で亡くなった。命に限りがあるのは誰もが知っている。しかし、人はそれを意識することを避けて生きている。二十歳まで生きられるかどうかわからないと言われた牛腸にとって、死はいつも側にあった。だからこそ生に悔いを残さないことが人生の目標となった。病弱のうえ、脊椎カリエスが原因で骨が歪曲してしまい、いつも孤独を感じていた小学生時代、部屋で寝たまま