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言葉ならべ 詩?つぶやき?

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詩、かもしれない、つぶやきかもしれない言葉あそび
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2023年7月の記事一覧

三つ獅子に捧ぐ

24年9ヶ月 我は何をばできたろか 何もわからぬ 幼子を 人に育てられたろか 若輩 未熟な我が身には 重い責務であったろか 若き血潮の 三つ獅子よ 慣れぬ 習いぬ 母なれど 深き慈愛のこの心 想いは響いているだろか ただ 我が心に残りしは 感謝の念 これひとつ この命より その身をば この生涯を捧げても 守りたりし と思いしが すでに飛び立ち 空遠く 羽ばたきてゆく 若獅子よ 御身信ずる道なれば 母は涙で見送りし 空を仰ぎて 手を合わせ

鎮魂歌(レクイエム)-一度も会えなかった友へー

あなたのお父様からのお手紙を読んでから  私の心は問い続ける あなたにとって私は何だったのか 私にとってあなたは何だったのか 私は少しでもあなたの助けになったのか あなたのお役に立てたのか あなたの人生での私は何だったのだろうか 中学の時 文通を始めた時 あなたは養女である事を明かしてくれた 本当の両親は大切だけど  今の両親はかけがえのないものだと あなたは言っていた あなたは結婚をして 育ててくれた両親と同居し 三人の子の母となり そして離婚し ひとりで働きながら

七色の虹を渡って

星の国にいこう 光り輝く翼を持つものが あなたを迎えるだろう でも 会うのは初めてではない 彼らは いつも あなたのすぐそばにいる 微笑んであなたを見つめている 月の光も 大粒のスコールも この暑ささえ すべてが 光り輝くものと 繋がっているから 2009年 ※当時の感覚で書いたのものの、転記です。 物語と同じ感覚の、言葉ならべ、です。 こんな感じのが、いっぱいあるかもしれません。 【「炎の巫女/阿修羅王」全国配本書店名はこちら https://note.