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あなたはどんな”色”ですか?~学校さぼった息子から学んできたこと。

昨日に続いて、今日も息子が学校を休んだ。

私には現在小学5年の息子と、小学2年の娘がいます。
息子は明るいおちゃらけ坊主で食いしん坊。
その息子が、親友と喧嘩をしたという理由で、学校に断固行かないとのこと。

イマドキだなーと思うのですが、
ゲームとLINEのいざこざで、
恥ずかしい思いをしたから行きたくない!
謝ってくれるまで行かない!と主張。

息子と学校の関係性は今までも色々あったのでそれは追々書くと思います。
そこは今は省いて・・・

好きな子がいたり、好かれる子がいたり、親友がいたり、
喧嘩をしたり、一肌脱いであげたり、
保育園時代とは全く違う悩みの内容に、
成長したなぁ・・・とちょっと感心してしまいました。

そしてね、
私は「自分の主張で学校を休む」ということができなかったので、
それで堂々と休む主張をする息子を、内心あっぱれだと思いました。
ん-「あっぱれ」は違うかな・・・
なんというか、息子らしいな、という感じがしました。
同時に、
それもよしと思えるようになった自分自身にも、
「私も成長したよね」と思いました。

私自身の価値観になかったものを、
なんなら私と真逆の感覚を、
息子は持っています。
いったんは私は「学校行きなさいよ」
「直接相手に伝えないと伝わらないよ」
「その話は学校とは関係ないでしょ」
と、思ったり言ったりするのですが、
ちょっと考えるとそれは私個人の想いや価値観。
本人は本気で恥ずかしいと思ったからクラスに行きたくなかったし
かばってあげた友達のこともかばいきるつもりで話さないでいたし
自分の意思をもっていた。
それはさすがだなぁと思ったから、結局学校を休むことにOKを出しました。

学校はなにがなんでも行くものだし、
お友達とは自分が折れてでも争わない方がいいに決まってるし、
先生にも周りにも迷惑をかけたり時間や手間をとらせたらいけないもの。
そうじゃない世界があるなんて、最初は全く、疑ってもいなかった。

そんな私でした。

息子を産んで10年、
おや、なんか私と違うぞと思って5年。

今は。
その子なりのパーソナリティというものがどういうものか。
それを捉えている自分はどういう捉え方をしているのか。
だいーぶ客観的にみられるようになってきた気がします。

息子をきっかけにだいぶ変わりました。

だから今、
小学生・中学生の居場所で「しごと」として関わる子たちにも
大人は色々なラベルをつけていくけれど
その子のもつ”色”の彩度を大事にしたいと思っています。

もともと個人個人が持つ”色”って
年齢を重ねるごとに
彩度があがったりさがったり上塗りしたり
変わっていくものだから。

今日ひさしぶりに居場所で会った中学生は
ちょっぴり大人になっていたけれど
まだまだかわいい、変わらぬ”色”が見えていて
なんだかとても嬉しかった。

居場所で少しでも
”自分の色”を取り戻してもらえたら。
自信をもって”自分の色”の彩度をあげて
大人になって行ってもらえたら。

わたしたち大人もその鮮やかな色に
エネルギーをもらえる世界になるんじゃないかなと、
思っています。

我が子2人はかなり正反対の”色”です。
仲良くしてくれているお友達も色々な”色”の子がいます。
みんな、鮮やかに、伸びて行ってほしい。

今日はそんな【願い】を感じた日でした。

あなたは、どんな”色”の方ですか?
鮮やかですか?
くすんでいますか?
ぬりつぶしていますか?
透明ですか?

私自身は
鮮やか⇒くすみ⇒透明⇒ぬりつぶして⇒上書きして
やっとここ数年で
上書きしたものをそっと別に移しながら
もとの色が見えるようになってきました。

大人のわたしたちは
色んな方法を知っているから
どうしたいかも、決められる。
何かに
だれかに
そうさせられているようで
実は
自分でそうしているんです。

子どもたちといると
そういう発見があるのが
とてもオモシロイです。

ちょっと長くなっちゃいました。
ずっとだらだら続きそうなので
今日はこのへんにします。

おやすみなさい。

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