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上司の役割

こんにちは,HARuです。今日は「上司の役割について考えてみる」お話。

学校現場は,鍋ぶた組織と言われます。
管理職以外は皆,横並びであるという意味です。
しかし,そうは言っても
主幹教諭や教務主任,生徒指導主事,学年主任など
明らかに他とは違う役職の先生方もいらっしゃいます。
私たち一般教諭からしてみれば,その方々も上司に当たるわけです。
私が上司として最低限ここは気をつけてほしいなと思うところと
上司となったらこうしたいなということについてお話していきます。

では,いってみましょう!

上司の最大の仕事は決めること

私が考える上司の最大の仕事は決定することだと思っています。
当然,それに伴う責任も取るのですが。
組織下で働いていて,一番困るのが決められない上司です。
自分で決めるのが苦手だからといって,部下にも決定権を譲らない方が
一番大変です。
会社や学校など,組織における多くの仕事は,
誰かが何かを決定すること,方針を決めることによって
進行していくものです。
上司が方向性を決めてくれなければ,部下はどちらの方向へ仕事を進めれば良いのか分からず,仕事になりません。
例えば,
学年で実施するクラスマッチ
種目や場所,時間などの設定がなければ,当然各クラスの担任は
作戦を立てることもできません。
その種目決定などを主任以外のものが手動で実施しても良ければ話は別なのですが
主任となる方が全て自分で掌握したいとなった際には
とても苦労をします。
私が聞いた知人の話では,
種目を決めるのは子どもたちに任せるから
と言って口を出さずに見守っていた主任がいたそうです。
もちろん,とても素晴らしいことだと思います。
子どもたちの思いを大切にし,子どもたちの自治を促すクラスマッチにしよう
という熱い思いがあるのでしょう。
ただ,それは時間的制約がない場合においての有効策です。
時間的に制約がある場合,子どもたちだけに任せるというのは
ただの放任です。
時間に余裕がない以上,教員側からも案を出し,
その中から選択肢,その内容の工夫を子どもたちがするという方法が
子どもたちの自治も認めつつ,時間とのバランスも取れる方法なのではないかと
私は思います。

もちろん,子どもたちの思いを大切にしたい
その気持ちも理解できます。
しかし,様々な状況や情報を把握し,分析した上で考えなければならないこともあります。
いわゆる,本音と建前です。
私も,もちろん子どもたちに考え,決めさせたいと思いますが,全くの0から作り上げることを求めるのは,(しかも,今までのそのような経験もないにもかかわらず)違うと思います。
そこは,教員が子どもたちの思いを汲み,選択し,決定することで
責任を負うべき場面ではないのかなと聞いていて感じました。

決めたら基本的に変更しないこと

物事には臨機応変さも大切です。
そのことは私自身も重々承知していますし,認めます。
しかし,それでも
物事は決定したら基本的に変更してはいけない
と思います。
なぜなら,それは決定するまでに様々なプロセスを経た
決定のはずだからです。
情報収集,今後の見通し,計画,不備,最悪の事態
様々なことを考えながら決定したことが,決定事項として伝えられるべきだと
思うからです。
もちろん,予測不能の事態が起こりうることはあるでしょう
しかし,朝令暮改のように(朝出した命令が夕方には変わってしまうという故事成語。コロコロ変わる物事に対して使われます)
昨日言っていたことと,今日言っていることが違うのでは
信頼を失います。

私はどちらかというと,先の見通しを持って仕事をしたい派の者です。
私の周りの教員の多くは長く見通しても今週。もしくは三日先をみて仕事をしていらっしゃいます。
それが悪いとは言いません。
しかし,自分とは違う仕事の仕方をするものもいるということは
教員であれば想定しておいた方がいいと思うのです。
自分とは違うタイプの人間がいるということが想定できなければ,
多様な子どもたちに対応することなどできないと思います。
変更に関しても
納得いく変更理由や方法であれば,仕方ないかなと受け入れることもできますが,
そうではなく,思いつきのごとく
「やっぱり違う方法にしましょう!」
と言われることは私にとってはストレスになります。
先を見通して行動しているはずが,突然その状況をひっくり返されるのです。

上司は他の人とは違う視点に立たなければいけません

同じ視点で物事を見ているのでは,上司である意味がないのです。
先を考え,可能性を見通し,最悪を想定する。
そこまでして決定していかなければならないと私は考えています。

さて,ここまで体大人の話をしてきました。
ところで,私は教員で,担任です。
学級経営を任されている以上

学級における上司は私たち担任

です。
ここまで述べてきたことは,私自身に自戒の意味も込めて
書いています。
決定事項を変更するのであれば,それなりに納得する理由が必要です。
それもなく,決定事項を変更してしまうのは
ただの横暴でしかありません。

上司は決定することが大切ですが
その責任を取る覚悟と可能性を最大限に考えて決定するという前提

は忘れてはいけないことでもあります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。
それではまた😊



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