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学級経営自己評価と今からできること

こんにちは,HARuです。今日は「そろそろ年度末。自分の学級経営を振り返ってみませんか?」というお話。
少し長くなるので,2回に分けてお話しさせてください🙇‍♂️

「学級経営が成功しているかどうかの判断って難しい」
「どうしたら学級が良い状態と言えるのだろう?」
という疑問をお持ちの方向けの内容となっております。

私自身,講師も含めて13年ほど教育に関わってきましたが(私が講師をやり始めたときに生まれた子が中1と考えると感慨深いですね😅)その中で,数多くの失敗をし,少しだけ上手くいったかな?という学級経営もすることができました。

今日はそんな私の体験から,「こういう状態の学級ができたらいいな」ということをお伝えしようと思います。

では,いってみましょう!


学級経営とは

学級経営とは「コトバンク」によると

学級における教育活動の目標を,最も有効に展開し実現するため,教師が教育活動全般の計画を立案し,運営していくことである。また学級は,児童・生徒の人間的な成長の場でもあることから,学級経営は授業を中心とした教育活動目標達成のための条件整備だけでなく,学級でのすべての活動を包括したものである。

とのこと。

簡単にいうと,担任の先生がクラスをどのようにしたいかを考え,日々運営していくことですね。

Hyper Q-Uテストって知ってる?!

ちなみに,これを診断するために
「Hyper Q-U」という診断テストがあります。
とても仰々しい名前ですが,マークシートによるアンケートでクラスの状況を把しようという意図のものです。
実施しているかどうかは,学校によって差異があると思います。
何がわかるのかというと

・友人との関係

・学習意欲

・教師との関係

・学級との関係

・進路意識

について分析が出されるものです。といっても,詳細な分析は教員のみが見ることができるとのこと。子どもたちには返却用の個表があり,それを個人に返却することで完了とするようです。

学級集団はさまざまな状態があり,以下の図のように診断されます。

スクリーンショット 2022-03-04 5.32.16

引用元:http://www.nit.or.jp/iframes/images/kyouzaikatsuyou_161125.pdf

各図の赤丸が子どもたちを示すものであり,
右上が学級生活満足群
右下が非承認群
左上が侵害行為認知群
左下が学級生活不満足群
さらに左下隅が要支援群

と判定されます。(下図参照)

スクリーンショット 2022-03-04 5.34.02

引用:http://www.nit.or.jp/iframes/images/kyouzaikatsuyou_161125.pdf

下と上の図を見比べていただけると分かりやすいのですが,例えば,学級の中で右上にいる子(赤丸がある子)は,その学級に満足しており,左下はすぐにでも支援が必要なほど,不満感が強いということになります。

ありがたいことに,ここ数年の私の学級は,多くの子どもたちが右上寄りにおり
「親和的な学級」
と評していただいています。ただ,要支援群はいないものの,学級生活不満足群の子どもたちがおりますので,そういった子どもたちにどのような手立てを取れるかが大切なことであると考えています。
ちなみに,それぞれ,5つの集団(状態)に分類できます。
それぞれの特徴を簡単に述べておくと

右上に多くの子どもが集まった状態』

・多くの子供が学級生活に満足
・学級内でルールが定着している
・子どもたちが親密で,主体的,積極的に活動することができている

右側縦に多くの子どもが集まった状態』

・学級内ルールが定着している
・教師からの影響力が強い
・子ども同士の人間関係の形成が不十分で意欲に欠けることがある
・人間関係が希薄

上側横に多くの子どもが集まった状態』

・学級内ルールが未定着
・自由でのびのびした雰囲気
・小グループ化,いじめを受けている子がいるかもしれない

斜めに多くの子どもが分布している状態』

・学級内でのルールが未定着
・上記2つ(右側縦,上側横)からの移行が多い
・人間関係が希薄
・子どもの満足度に大きな隔たりがある

左下に多くの子どもが集まった状態』

・学級内ルールが未定着
・学級集団としての活動が難しい
・互いに不信感を抱いている
・陰湿ないじめが発生しやすい

参考サイトhttp://www.gakkoushinrishi.jp/monkashoufukkoushien/files/hirotashougakkou.pdf


個人的な感想として,左下に子どもたちが集まった状態での学級経営は辛いだろうなと思います。良し悪しというよりも,子どもも教師も学級にいることが苦痛で仕方がないでしょう。
私自身,左下にとまではいきませんが,クラスがバラバラになってしまい,斜めに伸びた集団を作ったことはあります。本当にその当時の子どもたちには,私の力不足で迷惑をかけてしまったなと今でも反省します。
そのような経験を踏まえて,私が感じる,子どもたちが満足している学級経営の状態と今から少しでも改善できる方法について明日の記事でお話ししようと思っています。

長くなってしまうので,今日は,ここまでとさせてください。


ここまでお読みいただきありがとうございました。

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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。

それではまた😊


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