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教材研究が楽しすぎる問題

こんにちは,HARuです。今日は「働き方改革として時短を求められているのだけれど,教材研究は楽しくてつい時間を忘れちゃうよね」というお話。

昨今,教員には働き方改革が求められています。
業務内容を精査し,必要のない業務は削ぎ落とす。
でも,そんな中で,私が時間をかけてしまうものがあります。
それが「教材研究」です。
今日は,なぜ,私がそんなに「教材研究」にのめり込んでしまうのか
少し考えてみようと思います。

では,いってみましょう!

教材研究とは

教材研究とは、人に教える立場にある者が、事前に教授の内容である知識を深めたり、技能を向上させたりする作業を指す。一部では、教科書や配布教材などを作成する、いわゆる教材の作成の一部を示す言葉として用いられていることがあるが、あくまで教材作成は教材研究の一要素でしかないため、その用法は適当でない。

出典:wikipedia「教材研究」より

すごくシンプルに言えば,

授業の準備

となります。
例えば,
この授業で子どもたちに身に付けて欲しい力は何か?
そのために何時間授業時数を確保しようか?
1時間ごとの授業ではどんな内容を学んでもらおうか?
などなど
多岐にわたる業務です。
ただ,この教材研究,働き方改革にはそぐわない一面もあるようです。
私自身も,そうですが,教員の中には教材研究が大好きな人たちもおり😅
そのような人たちには時間がいくらあっても足りないからです。

ちなみに,ある裁判では,教員に認められた教材研究の時間は5分間。
それで授業の準備をしてねというのはかなり無茶です。
それでも,5分という前提で実施するなら以下のような条件が必要です。
1 ある程度経験年数を積んでいること。
2 前年度と同じ担当学年であること。
3 一斉教授型授業であること。
このあたりの条件が揃わなければ5分間で授業の準備をすることは不可能です。
少しだけ詳しくお話しすると

1 ある程度経験年数を積んでいること
子どもたちの反応が予測できたり,授業に関する教材の蓄積があるという意味です。
もちろん,経験年数を積んでいる方が5分で教材研究をしているとは思いません。
むしろ,経験年数が増えれば増えるほど,子どもたちに学ばせたいことが増えたり,自分の実力が伸びたりするので,教材研究は時間がかかると思っています。
ただ,5分で準備することが不可能かと言われれば,初任者や若手に比べれば可能性はあるでしょう。

2 前年度と同じ担当学年であること
こちらも,今まで行ってきた教材研究の蓄積を使うという意味です。
以前と同じ授業を同じ形式で,本当にただ流すだけであれば,今までのストックを活用すればいいだけです。

3 一斉教授型授業であること
簡単に言えば,子どもたちに活動をさせないということです。
教師が一方的に話す授業ならば,予想外の展開は起きませんし,自分の知っていることを話すだけなので,ただ黙々と授業は流れるでしょう。

という訳で5分で教材研究をするという条件ならば,上記3点は最低限必要な事柄だと思います。
(今回,見出し等の設定にしていないのは,する必要がない話だからです。実際に5分で教材研究を終わらせている教師を私は今まで見たことも会ったこともありません。)

さて,話を戻しましょう。

授業のために教材を準備することを教材研究という

のでしたね。
では,私の教材研究について少しお話しさせていただきます。

私の教材研究

私の専門は「国語科」です。
文学的文章で登場人物の気持ちを読み取ったり,
説明的文章で筆者の述べている内容を理解したり,
さまざまなプレゼン資料を作成して発表したり
色々な内容があります。

私が行う教材研究の順序は
・単元(作品)の目標を設定する
・目標達成のための手段を考える
・手段を実行するために必要な授業時数を考える(本来設定されている授業時間等の兼ね合いも考えながら)
・各授業時間の中の活動を考える(最終ゴールを意識して)
・1時間内の授業の準備をする(設定した最後の時間分まで一気に)

少しわかりにくいでしょうか…
簡単にいうと

単元で付けさせたい力を設定し,そのための活動を考える

ということですね。
これが,楽しくて仕方がないのです笑
子どもたちの様子の想像やこの資料があった方が分かりやすいだろうか,
この部分は少し簡潔に伝えた方が理解が進むだろう
など多くのことを想像しながら授業を考えるのです。

しかも,私自身が教えるのではなく,
子どもたちが協力して学びを深めていくために必要な資料を準備したり
ワークシートを作成したりするのです。
教えることに喜びを見出しているというよりは,
何かロールプレイングゲームを作り上げているような感覚に近いのでしょうか。
(例えが今ひとつで申し訳ありません💦)
このヒントに気づくと子どもたちは,より学びが深まる
だけど,それを最初から出すのではなく,
子どもたちの話し合いをきっかけに見つけて欲しい
そんな思いで教材研究に当たっています。


ワークシートを作ることも,資料を探すことも全てが楽しいのです。
私自身が学生の頃,「勉強」が嫌いだったので,今の私が担当している子どもたちには少なくとも,「勉強」から「学び」になって欲しい,もっと学ぶことの楽しさを知ってほしいという思いで授業準備をしています。

少し長くなってしまいましたので,今日はここまでに。
どんな考えて授業準備をしているかや具体的にどんな手法を用いているのかについては,また明日にでもお話しさせてください。

今日は話がまとまっておらず申し訳ありません🙇‍♂️

ここまでお読みいただきありがとうございました。
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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。
それではまた😊

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