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現役国語教師が教える✨「わかりやすい話をするため」のかんたんな方法
こんにちは,HARuです。
あなたは人から
「あなたの話は分かりにくい」
「もう少し簡単に話して?」
などと言われてことはありませんか?
自分ではそんな難しい話しをしているわけでもないのに伝わらない。
今回は,そんなお悩みへの対応策をお伝えします。
では,いってみましょう!
なぜ話が伝わらないのか
そもそも,あなたの話はなぜ相手に伝わらないのでしょうか?
かつぜつが悪いから?
聞き取りにくい声の大きさ?
おそらく,原因はそんなことでは無いと思います。
(もちろん,話しをする上で,声を大きくハキハキ話すことは大原則ではありますが😅)
大きな原因は
何を言っているか分からないから
でしょう。
いやいや,そんな訳ない
いやいや,待て待て。こちらは,分かりやすく話しているつもりだよ?
何を言っているか分からないって失礼にもほどがある。
とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが,少しだけ立ち止まって考えてみてください。
あなたにとって分かりやすいことと
相手にとって分かりやすいこと
人に話しをする時に求められるのは,当然後者のはずです。
ですので,実は
あなたにとって分かりやすい≠相手にとって分かりやすい
ということになっているから話の内容が伝わらないのです。
では,どうすれば相手にとって分かりやすい話になるでしょうか。
相手にわかりやすく話すためのポイント
相手に自分の話を理解してもらうポイントは2つ。
・専門用語を使わない
・相手の言語レベルを認識し,合わせて話す
ということです。それぞれ詳しく考えていきましょう。
・専門用語を使わない
個人的な感想ですが,男性の多くがやってしまっている最も多いパターンが,これ。
専門用語を乱発するということです。
例えば,パソコンがWi-Fiに繋がらないという問題が起きたとしましょう。
その際,パソコンについて全く詳しくない方に
「ルーターの接続ポートを見直したり,接続先の周波数帯がどの周波数帯になっているか確認してもらえますか?」
と言ったところで,相手の頭の中は
「????」という状態です。
それよりは
「Wi-Fiの機械に繋がっている線の場所を確認してください。どこに刺さっていますか?また,Wi-Fiの数字は2.4ですか?それとも5となっていますか?」
と聞いた方がマシです。
ある程度知識がある方なら常識的な内容でも,全くわからない方には別の言語を話しているように聞こえます。日本語で会話していたのに,急にスワヒリ語を話されるようなイメージです。(この例えも分かりにくですね,すみません😅)
・相手の言語レベルを認識し,合わせて話す
上記内容と同じことですが,相手の認識している言葉のレベルに合わせて話すことが大切です。
よく言われるのは
小学生にもわかるように説明しなさい
ということ。小学生が能力が低いというわけではなく,小学生でも理解できるような,かんたんな言葉に言い換えて,人に伝えなさいという意味です。
自分の説明が相手に伝わっていない気がする。
説明したのに相手が理解してくれない。
とお思いの方は上記2つを意識するだけでもだいぶ改善されることと思います。
ちょっとレベルアップ
ちなみに,先ほどの2つを意識するだけでも,あなたの話は劇的に分かりやすく,相手に伝わるはずです。しかし,さらに少しだけレベルアップを図るのであれば,
・全体から話す
・時系列(順番)に話す
ことも意識してみてください。
例えば,明日の予定について話をするとしましょう。(学校を想定します)
分かりづらい説明は
「明日は昼休みに身体測定があります。あ,朝には保健の先生から身体測定についての説明もあります。5時間目は少し早く切り上げることになります。放課後に体育館清掃をみんなですることになりました。」
はい,もうぐちゃぐちゃ。
何をしたいのやら全く分かりません。これを分かりやすくすると
「明日は,昼休みに身体測定,放課後に生徒全員で体育館清掃があります。」
「身体測定のため,朝に保健の先生から身体測定についての事前指導が入ります。
放課後の体育館清掃は14時から行いますので,5時間目は早めに授業が終わります。」
となります。
だいぶ分かりやすくなったのではないでしょうか。
私自身もついやってしまいがちなのですが,物事を相手に伝えるときに詳細から話してしまうと相手には伝わりません。
これも前述した「相手の言語レベルを認識し,合わせて話す」につながるのですが,こちらは「話す内容は全て理解した状態で話します。」何を当たり前のことをと思われることでしょう。
しかし,相手は全く何も知らない状態で話を聞くのです。
そんなとき,詳細から話されると相手は理解することができません。
まずは,全体像を伝え,そこからさらに詳細(具体)を話していくことで,相手の理解が深まるのです。
さらに,可能であれば,時系列に伝えることです。基本的に話を聞くとき,相手は順番に起こることを想定して話を聞いています。ですので,話があちらこちらに飛んでしまうと,頭が混乱する原因となり,相手に話が伝わらなくなってしまうのです。この2つを意識するとさらにレベルアップして話すことができます。
というわけで,今日は「分かりやすい話し方」について書かせていただきました。少しでも,皆様のお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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いつもお読みいただいている皆様,ほんっとうにありがとうございます。
それではまた😊