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神様が電柱の後ろからそっとのぞいてる。

もう10年近く前だったか、霊的な力が強い人に言われた。
私を守る神様が電柱の陰から私を見ている。何かスムーズにいくように助けようと電柱の後ろから出かかると「大丈夫、一人でできるから出てこなくていいよ。」と、私が神様にストップをかけているらしい。せっかくスルっと物事が運ぶように手伝おうとすると、「出てこなくていいから。」と私にとめられて、「いつになったら出ていけるかな~出ていきたいのに―」と。こんな風に神様が言っていると。「だからどんどん神様出てきて~助けて~とやっちゃった方が早いよ。」それを聞いたときは、「出てこなくていいよ」なんて言った覚えはないけれどな~と全然ピンときてなかった。

京都での慣れない生活では、自力ではどうにもできないことが現実としてあって、人に頼り、助けてもらうことが多くて、自力から脱却しつつあると思っていた。それまでの自分とは違う面が出てきて新鮮だった。もの心ついた子供のころからから人に頼らず自力で頑張る生き方が染みついていたのが、一皮むけたように感じていた。

そして東京に戻り、いろいろな環境が整い、今はお気楽にやっているつもりだった。

最近、新しい学びを始めたくて、潜在意識についての講座に参加し始めた。その中で、面白いワークがあった。それは、ある言葉の後に続く文を考えてというもので、例えば「お金とは~」というようなキーワードがいくつかあげられていた。その中に、「人生とは~」というのがあった。
私の答えは、「人生とは、冒険。」何気なく書いたけれど、先生からの解説を聞いて、妙に納得した。冒険とは、何か困難なことが起きてそれを乗り越えていくという意味であり、今でも私は潜在意識の中で何か困難を乗り越えていくということを人生の中で設定していると再度自覚した。まだまだ神様に出てこなくていいよとストップをかけていることに驚いた。私の中では、冒険という言葉には、それを楽しむ要素が多分にあって、ゲームで言えば、レベル1よりレベル4を攻略する面白さを指している。レベル1だと面白くないというある意味欲張りなところの現れだったのかもしれない。

今までその設定で生きてきて、確かに困難なこともあったと思う。ただ、神様は出てこなかったようだけど、電柱の陰から十分にサポートされてきたというのが実感だ。数々の奇跡としか思えないシンクロや導きの連続であったし、日々その体験の中にいる。今「人生は~と聞かれたら豊かで、面白いもの」と答える。そして意識の中では、「わたし」は、決して独りぼっちではなく、いよいよ電柱の陰にいた神様が出てきてくれたようだ。そして大切なことは、これは「わたし」だけに起きることではなく、人はみなその体験をサポートされる存在がいるし、使っていないだけで、全員この存在を持っていることを気付いてほしいと思っている。そのためにできること、「チームわたし」と相談中だ。

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