感動の涙? -脳の機能をリフレーミングする-
毎日ブログ 171日目(2020/8/17)
感涙むせび泣く日々
もうここ数年の話なのですが、若い頃観て「いい話だなあ^^」なんて思っていた映画などを、改めて観てみると感動して涙が自然と流れ出ることがあります。
40代半ば頃からでしょうか。それくらいの年齢以上の方は経験ありませんか?
「となりのトトロ」を観ていて、迷子になっていたメイちゃんが見つかった時、もう涙なくては観られません。
「魔女の宅急便」も「天空の城ラピュタ」も「ルパン三世・カリオストロの城」も「風の谷のナウシカ」も、とにかく宮崎駿監督作品はヤバいんですって!
もちろん他の作品もです。
うがった言い方ですが、売れる作品というのは計算的に「泣き」のシーンを入れてきます。その瞬間は本当にヤバいのです。涙なくしては観られません。
嬉し泣きも、悲しくて泣くときも、キャラクターの暗しい気持ちに共感して泣くときも様々です。
それは年齢を重ねたことで、様々な経験を培って、そのために感受性が豊かになってきたんだな、と思っていました。
思っていたのですが…
経年劣化に泣く日々
実は「年を取ると涙もろくなる」というのは「チコちゃんに叱られる」でも紹介されていたのですが、「前頭葉のブレーキが利かない」という老化現象が引き起こしているというのです。
感情移入しやすくなったのでも、感受性が豊かになったのでもなく、大脳の中枢の機能低下が真の理由だそうで…
「背外側前頭前野」と呼ばれる部位が脳全体の司令塔となり、記憶や学習、行動や感情を制御している。涙もろくなったのは、この部位が担っている感情の抑制機能が低下したから。
私も「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」と叱られてしまいます。
とは言え、知りたくなかった情報なのかも^^;
知らぬが仏
機能の低下と言われると、気持ち的にはまだまだ若いつもりでも、どこかで現実を見てしまう自分がいて… 少しネガティブにもなってしまいます。
それがどんなに事実であっても、知らない事の方が幸せだった、という事はよくあります。
今回の記事もひょっとしたら皆さん的には「知らない方がよかった」的な話だったかも知れません。
知らないままでいたい方は、決してリンクは開かないでください…^^;
でも今、知ってしまったんです。それは事実であり、記憶を消去することは時間がかかる事です。
そんな時はどうしたら良いのでしょうか?
Re + frame + ing
ひとつの方法論ではあるのですが、リフレーミングが有効なのかも知れません。リフレーミングとは「枠を作り替える」という意味合いの言葉です。
ネガティブなイメージの枠をポジティブに作り替えてみましょう。
「抑制機能の低下」と言われてしまうとネガティブに受け取ってしまいやすくなります。
「背外側前頭前野」と呼ばれる部位が脳全体の司令塔となり、記憶や学習、行動や感情を制御している。涙もろくなったのは、この部位が担っている感情の抑制機能が低下したから。
最後の部分だけ、リフレーミングしてみました。
涙もろくなったのは、この部位が担っている感情の抑制機能が解放されたから。
随分と印象が変わったように感じませんか?
そうなんです。私は年齢を重ねることによって、それまで抑制されていた感情を開放することができるようになったのです! だから映画を観ていて感動して泣けるんですよ^^
怒りっぽいジャイアンは実は「自分の気持ちに素直」な少年なのです。
日々の生活の中で、ネガティブに感じることをポジティブにリフレーミングしてみてはいかがですか?
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