キャリア的視点328 -自己概念って何?-
毎日ブログ 328日目(2021/1/21)
今日は少し、キャリアコンサルタントらしく? 自己概念というものについて解説をしてみたいと思います。
たまにはこういう話も書いておかないと、ただのキャリア大好きおじさんとしか思ってもらえなさそうですからね(^^)
自己概念とは
では早速ですが、自己概念とは何を指していうのでしょうか?
ネットで検索すると、
自分で自分を捉えたときのイメージ、自己像のこと
と出てきます。
ではこれは何に使えるのでしょうか? どんな役に立つのでしょうか?
簡単に言えば「自分」を知る事で、特に自分の価値観に気づく事で、ちょっとした転機にあった時に複数の選択肢から自分に合ったものを選びやすくなります。
更には「現在の自分」を知って、自分の「やりたい事」を明確にしていれ、大きな転機でも乗り越えていけます。
自己概念ってこんな事
実際には、役に立つ立たないは関係なく、殆どの方が意識する事なく、自己概念は持っているものです。
僕は早起きができる。
僕は算数が好き。
僕は漢字が嫌い。
僕は走るのが速い。
僕は弟のことを好き。
僕は怒る父ちゃんは嫌い。
僕は父ちゃんの膝に座るのは好き。
僕はゲームが得意。
僕はプリント(学習)が嫌い。
これは私の息子がよく口にする言葉(一部)です。そしてこれは息子の自己概念です。人間は必ずポジティブな面とネガティブな面を併せ持ちます。その全てを合わせたのが自分で在るんです。
好き(強みの種)も嫌い(弱みの種)も、ちゃんとわかっている様です。もっともっと経験を積んで、自己概念を掘り下げていったら、きっと簡単な転機くらいなら、悩む事なく乗り越えていけるでしょう。
「自分ってこんな人」って知ることは、誰でも、当たり前にやっていることなんですよ(^^)
深く、深く…
ですが、もっと深くまで探ってみましょう。
私って○○なんです、と考えることになった「きっかけ」や「理由」を考えてみるのです。
物事には必ず「起こり」があります。
家事が起こる為には、必ず出火原因があるのです。自然発火なんて言われたりもしますが、空気が乾燥していた、摩擦で火花が散った、等、人為的でないものを自然というだけです。自然発火にも原因があるんです。
また、何かが継続するのにも理由があります。
車が走り続けるのは何故でしょうか?
ガソリンがあるから? それは理由ではなく車を動かすためのツール(エネルギー)です。確かにガソリンが切れれば車は走れなくなりますが、逆にガソリンがあっても進まない時は進みません。
車が走り続けるのは、運転者がアクセルを踏んでいるからです。そこには人の意思があるのです。走る意思がある場合、ガソリンが切れるなら給油してでも走ります。
「私が○○で在る」ためには、きっかけや理由がどこかにあるのです。それを考えてみましょう。
自己概念として挙げたひとつひとつを掘り下げてみましょう。
ご自身の内面を深く知る機会はありそうでなかなかないものです。そこには成功体験やそこから続く自己肯定感などに繋がる「何か」がきっとあります。
独りではなかなかまとまらない、という方は「信頼できる他者」に話を聴いてもらえるだけで、たくさんの気付きを得ることができます。
「◇◇をしてきたから○○なんだ」と気付いた時、その自己概念には自信が伴うようになるのです。なぜなら明確な理由がそこにあるからです。
私のこの毎日更新しているブログも、書き出した時の想い、書き続けている目的、書いている上で得られた成果、等を考えて書いているのですが、やはりこれは既に私にとっても自信の種になっているのです。
自分とはなんだ?
少し思想的に聞こえてしまうかも知れませんが、仕事に追われて余裕がない時こそ、ゆっくり時間をかけて自分に問いかけてみましょう。
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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。