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キャリア的視点273 -日本語の変化を感じる-

毎日ブログ 273日目(2020/11/27)

変化する日本語

最近の若者の間で交わされている会話の中の言葉使いに関して、いろいろと「否定的な意見」を聞く、見る機会がすごく増えたな~ と思います。
ダメなんですかね? 変わっていく事って、当たり前な気がしているんですけど^^;

日本語も時代時代によって変化をしています。
ちょっと極論ですが、現在の元号である「令和」の出典と言われる万葉集は、奈良時代に編纂された日本に現存する最古の和歌集だと言われていますが、その奈良時代と現代ではかなりの言葉の違いがある訳です。

現代の中でもこの十年の間にどんどんと変わっていきます。既に「チョベリバ~」なんて言葉は誰一人として使っていません(たぶん)。
これはポケベルが流行し、携帯に変わって、スマートフォンに移行していくという表現手段の変化に比例している部分はかなり大きいと思います。

どちらかといえば、大人に会話を知られたくない高校生たちが、秘密の暗号的な感覚で創り出していったものだと思うのです。私の様なおぢさんには到底理解の難しい、異次元の考え方がそこにはあるんでしょうね~^^; 正直言ってしまいますが、我々おぢさんは頭が固いですから、そこに意味や理由を考えてしまうのですが、彼らには不要な場合が多い様です。

フィーリング。
これに尽きるのかも知れません。ノリが大切なんでしょうね。「ぴえん」と言う言葉は確かによく聞きますが、この言葉への対応に困ってしまうあたりがおぢさんのおぢさんたる所以なのだと思ってしまう今日この頃です。

ただまあ、これらの言葉に関しても、流行りすたりはあるもので、先に書いた「チョベリバ~」の様に、流行り言葉というものはどんなに流行しても、いずれ自然に淘汰されていくものです。生まれては消えるを繰り返す中で、みんなに受け入れられていくものが、後世に伝わっていくのでしょうね^^;

言葉は文化です

変わっていく事が良いとか悪いとかというのは別にして、なんだかんだ言っても言葉というものは文化です。時代時代の文化的・歴史的背景によって変わるのは当然なのだと思います。

時代だけではありません。地域によっても少しずつ異なります。同じ日本語のはずなのに、「地域的な変化」✕「時代的な変化」の相乗効果で、鹿児島と青森では全く違う発展をしていますね。これは皆さんご存知の「方言」な訳ですが、私も生粋の津軽弁はほとんどわかりません^^; 

ぜひご覧ください、吉幾三さんの「TSUGARU」は意味わかんないですけど、なんか暖かい雰囲気が好きなんです^^

語尾の「じゃん・だら・りん」で有名な愛知県の三河弁の職人が、江戸幕府の時代に江戸に呼ばれて仕事をした関係で、横須賀のあたりに「○○じゃん」という言葉が残ったというのは有名な話ですが、これも時代的な変化のひとつなのだと思います。

日本は色々な意味で、ガラパゴス的に世界の中でも独自・独特の変化をすることが好きな民族の様です。キャリアのガラパゴス化として生まれたのが、今まさに崩壊を迎えている日本型雇用システムではあるのですが、今回はあまり関係がありませんので、深く追及はしません^^;

ガラパゴスと言えば、携帯電話もガラパゴス携帯と言われていたことは、皆さんもまだ思い出せると思います。現在のガラケーはこれを略した、やはり新しい言葉ですね。スマホの対等に寄るガラケーの消滅までの期間かも知れませんが^^;

「適当」や「いい加減」という言葉の変化はちょっと寂しいと思っています。本来これらは「適度に当たる」「良い加減」という意味で英語で言えば「fuzzy」な感覚だったと思うのです。「輪郭のぼやけた」「ふんわりとした」というような印象が「適当」「いい加減」にはまさに丁度良い様に思います。

ところが最近では「雑」という意味合いで使われてるように感じます。この変化も時代時代の変化のひとつなのでしょうが、こういうところはちょっと寂しいと思うおぢさんです。

プロティアン

言葉も時代によって変化しています。もちろん時代の変化に合わせて変わってきているのです。
時代は常に変わり続けています。先にも書いたポケベルからスマートフォンへの変化はたった20年もかからない内に起こっています。この変化によって皆さんの仕事の仕方は劇的に変わっていると思います。

言葉に対する変化もこういった変化のひとつですし、スマホへの変化もしっかりと対応できてきていますね。その変化への対応力はこれからも大切にして欲しいのです。

時代の変化に合わせて、自分を変化させ続けていく事。これはこれから生きていく中で必須であり、これまでに当たり前に皆さんがしてきたことです。その中に一滴の「自分」を表現するアイデンティティを、心の中の芯として置いておくことが、変化に流されない秘訣です。

変化適法力(アダプタビリティ)自分(アイデンティティ)➡ プロティアン
時代や状況に合わせて変幻自在にそのキャリアを変化させていく。まるでギリシャ神話の変幻自在の神「プロテウス」の様に。

時代と共に変わっていくのは言葉だけではありません。あらゆるものに柔軟に対応できるための芯を心に灯し続けて欲しいのです。

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個人の活性化を組織の活性化に繋げます。

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