#55 コロナワクチン二回目はどうだったかをお話します
一昨日、ワクチン接種二回を受けてきた。なぜ書くのが今頃になったかと言えば、やはり今回もまた、何をする気力もなく寝込んでいたからだ。
一回目の時は、note連日投稿を誓っていたので、接種翌日の、本当はスクリーンを見るのもシンドイさなかに書いたのだ。あれはつらかったのでお勧めしない。
この ↑ 投稿に、①接種当日、受けるに至った気持ちと、②接種翌日の辛さ、③それらをまとめた後日談という風に中継してあった。
この3記事は、はからずも私の全体PVのTop3を占めている。しかもダントツに‥‥
特に、#13 今さっきコロナウィルスのワクチンを受けてきたという記事が一番PV数が多い。そして不名誉なことに、スキが1%にも満たない。(1,500人が読んでも15個のスキも貰えてないということです )
人から興味を持たれているのに、ここまで人気がないというのをどう受け止めればいいのか‥‥( ;∀;)
ワクチン接種は大概、『待ち望んでいる』か『絶対に嫌!』に分かれる、多くの感情を伴う問題だと思っている。
日本国内からは、こんなセンシティブな内容を発言しないのが得策だという気もする。
私がこうして投稿するのは、イギリスという日本の外の人間として、「違う土壌からの視点ですからご勘弁を‥‥」というスタンスで言えるからだと思っている。
わざわざ自分のPV数に対するスキの度数を極端に下げる投稿をするのも複雑だが、一回目を書いたのなら、二回目を書かなければ完結しない、と勝手に任務を課した。(誰も待っていなかったかもしれないけど‥‥)
さて、一回目のワクチン接種のあと、私はこんなことを呟いていた。
私はとにかく元気になったけど、もし二回目の接種で同じことが起きるとわかっていたらゾッとする。 だが、噂では、一回目に反応がでれば二回目は楽で、逆に一回目がなんともなかったら二回目で来るなんていうのもささやかれている‥‥しらんけど。
結論から言えば、二回目も、全く同じ時間寝込んだ。
接種当日は普通に過ごし、就寝時刻ごろから具合が悪くなった。
とにかく頭が痛い。体中が痛い。やり場のない体の向きを変える。
横で寝ようとしている夫が、堪りかねて「じっとしてられないのか」と不機嫌に言う。
うちの夫は空腹の時と眠い時には容赦がない。一回目のワクチンの時、私は別の部屋で寝た。だが長男が家に戻ってきたので他にベッドがない。こんな状況でも同じベッドで身を小さくしているしかないのだ。
前回38.5℃まで出た熱が、今回は最高37.9℃。翌日も微熱がずーっと続き、水を飲む、トイレに行く、作ってもらったお粥を食べる、これ以外何もしないで寝て過ごす。
何をする気力もでなかった。それだけ寝ていても、まだ一晩眠れてしまう、恐るべし体の要求‥‥
おかげで前回と同様、接種した翌々日の朝に、実に爽やかに目覚めることが出来た。
とは言っても、丸一日と二晩寝ているだけだったので、体、とくに背中から腰が痛む。でもこれはきっと私の本来の弱点が表出しているのだろうと自分に言い聞かせる。
「頭や体の痛みには痛み止めを服用するように」と言われているが、私はせっかく体が免疫反応で熱を出しているのだから、解熱作用のある薬でそれを邪魔しない派だ。
頭がガンガンするのは辛いが、もともと『何かをしようという気力が湧かない』=『寝ているしかない』のであれば、黙って耐えれば済むことと捉えている。
ただ、一刻も早く、体の中の異物によるインパクトを除きたいので『細胞頑張れ』と激を飛ばし、水を飲み続けた。そのせいもあってか、ふだん夜中に起きることのない私が、何度も起きてトイレに行き、また飲むを繰り返した。
今回初めて試したのは、冷え〇タというような冷却ジェルシートを注射針跡に貼ったことだ。
おかげで、すっかりとは言えないが、腕の痛みは前回よりも早く楽になっている気がする。注射当日は腕を下に寝返りは打てないくらい痛かったのだが、もうそんなことはない。
接種後、反応の出なかった人でも、腕の痛みだけは誰もが訴えていることなので、これから接種を受ける人にはお勧めしたい。
この私の二回目の結末、『一回目が大変なら二回目は軽い』説は当たらなかった。発熱が低めだったが、微熱のだるさも楽だと言えるものではなかった。
二回の接種を終えて、今だから思うこと‥‥
もし私が体がこんなふうに反応することを初めから分かっていたら、「受けたくなかったわ」というのが本音だ。罹らなかったかもしれない流行り病様のなにかを、率先して体に入れて、ここまで苦しまなきゃならないということに、納得できない気もする。
あまりにも結果データが不足している今回のワクチンのリスクは計り知れない。自分のDNAのなかに人口のDNAが組み込まれるなんて、良く分からないから、言われるとゾッとする( 私の受けたアストロぜネカワクチンはYouTubeでそう説明されていた)。
ワクチン接種を選ぶ個人のリスクは大きい。
ただ、本音だけでは生きていけないのが、私達が『社会的存在』として生きる所以なのだ。
個人として感じるリスクに対して、ワクチン接種を拒否することへの社会的リスクがある。アレルギー体質であったり持病があって使えない人の代わりに、健康でワクチン接種に耐えられる人間が、社会全体の感染リスクを下げて弱者を守るという考えだ。
これは、国をあげて摂取を浸透させたイギリスの感染者数、死亡者数が激減した事実を考えにいれないわけにはいかないと思う。 このことは、#48 キャラを企画*来週ハグが解禁になるイギリスより* の記事の後半で触れている。
イギリス (UK) では、これで国内で2/3の大人 (18歳以上) へ一度でもワクチンが接種されたことになり、1/3の大人はすでに2度の摂取を受けたことになる。 その効果は顕著で、今年に入ってもなお一日で1,600人の死者を出す日まであったこのイギリス (UK) で、とうとう死者ゼロという日をたたき出したのだ。 (2021年5月11日現在)
私の周りには、体のことをとても真摯に考え、丁寧な暮らしをし普段から薬も飲まないような友人たちはたくさんいる。そんな自然派の友人たちの多くも悩みに悩んだ末、イギリスではコロナワクチンを受けたという。
ワクチンを受ける個人のリスクと、受けない社会のリスクを天秤にかけて、『自分が健康だから、社会でのリスクを減らすためにワクチンを受けた』というのが共通する想いだと思う。 自分の体質によっては、受けずに様子を見る判断をしただろうから、私が健康体である意味は尊い。
イギリスでは誰しもが、感染で家族を亡くしていたり、感染経験者を身近に持つので、その現実に影響されていることも大きい。
自然免疫で集団免疫を獲得するまでにどれだけの犠牲を出さなければならないのか‥‥ その世界を想像すると戦慄が走る。
このワクチンは世界の科学者達が情報を分け合い、世界的集団的な、今までと違う取り組みをしているということに、私は希望をかけている。
この開発が人類を救おうという『愛』から生まれたものなら、
迷いに迷って接種を選ぶのも『愛』を繋ぐ行為なのだ。
私はそう捉えている。
新型コロナウィルスに関する接種はこれっきりでごめん被りたい。そうなることを祈ってやまない。