#54 きゃらを企画エントリー3＊一週間降ってた雨が上がったら＊

今週も行ってみます。きゃらをさん企画、写真で魅せる世界～！

先週はじゃんじゃん降った雨‥‥

つかの間の晴れ間かもしれないけれど、今降ってないよ、みんなで歩こう。

防水の服を着こんで、まだ辺りが濡れそぼった道をゆく。

コンクリートの立方体の穴から覗く、薄曇りの空。今来た道を振り返る。

ずいぶん歩いてホカホカしてきた。

雨雲しかなかった空に日が射し始める‥‥

なんてドラマチックな雲‥‥

ここは、おもちゃ箱から家のピースを両手でザバーっとすくい上げて、そっと置いたような、そんな町。

こんなものまで仕掛けられていて、お茶目だ。

帰りは陸のほうの道を選んで歩く。見上げた空が青くて

心の中の湿り気が蒸発されていく。

もう雨の気配など、どこかへ行ってしまった。

私は足が遅くて、夫や息子たちと比べたら歩幅も小さい。ぼんやり歩いて後れを取った私を待っていてくれる。

大きな地図ボード。この町の海側はFish(魚) Town、山側はCow(牛) Townと呼ばれる。なんかそのまんますぎてて可笑しい‥‥

今日はFish Townの一部を歩いただけなのに、「一万五千歩を歩いた」と、Fit何とかっていう腕時計が教えてくれた。

帰りにネトルとワイルドガーリックを摘んで帰る。夜に美味しくて、滋養あふれるスープになってくれた。（←夫作）

日本も梅雨の最中なのでしょうか？

今日は、ほんの少しでも濡れる覚悟で出かけたら、雨上がりの思いがけない日差しに祝福されたという話。

予報はずっと雨だったけれど‥‥

だからと言って、散歩を諦めなくてよかった。

『まあ、きっと何度かは雨に濡れるよね』という覚悟でいたから、長い散歩に出ることができたのだ。

「人生はこんなもんだ」と思ってひるまず歩けば、思いがけず幸せが顔を出してくれる‥‥みたいな？

それも悪くない生き方だ、と思ったりして‥‥

きゃらをさんよろしく。