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#134 完成!椅子の張り替え第一号


先日から手掛けていた古い椅子ですが、とうとう座面の張り替えを教わる日がきました。

埃をかぶっていた椅子をソープ入りの水できれいにした状態

この椅子は今年に入って教えていただくことになったフレンチポリッシュを自分で手掛けていました。

何度も塗りとサンドペーパーを繰り返し、スチールウール掛け。ワックスで仕上げた。


この背もたれ部分を作業するたびに『もう凸凹だらけじゃーん』は私の心の声・・・・

週を跨いで作業をし、なんとか本来の木目の美しさが自然に浮き上がってくれました。

フレンチポリッシュの師のことは先日ここに書きました。


自分でできることはやったけれど、私一人で先へは進めません。それはこの椅子が本来、Caning (ケーニング) という手法で座面を編み込んだものだからです。

https://www.wickerwoman.com/chair-caning-three-types-what.htmlからお借りしました

そのCaning はこれまた職人技で、これを教えてくださるプロは忙しくて、今回は教わることは断念することに‥‥

そこで代替案として、R氏が座面に板を貼ってくれました。

そこにスポンジを切り抜いたものを乗せますが、スポンジは電動パン切りナイフで切るといいなんて誰が気づいていたでしょうか!
切ったスポンジの上にはWoddingという薄くてふわふわな綿のシートを被せます。

いよいよ使いたい生地選びなのですが‥‥

ワークショップにはいろんな生地があるにはあるのですが、椅子のデザインからしてイメージ通りのものが見つかりません。
せっかく手間と時間を掛けるのだから、出来上がって納得できるものが作りたいというものです。

そこで持ち出したのが自宅ストック。
使ったのは、20年ほど前にLaura Ashley (ローラアシュレイ) で買ったインテリア用の布。
思いもかけない時に物持ちの良さが発揮されてしまう‥‥ 私はミニマリストにはきっとなれない。

のせた生地は、裏からStaple (ホチキス) でとめていきます。なにが大変って、苦労のハイライトは、布目の上下左右、全方向に均等の引き具合で留めることでした。たるまず、引っ張り過ぎず‥‥

時間を忘れて格闘し、ランチを思い出したのが午後2時を回っていました。

そして出来上がったのがこれです。

じゃーん


自己流でやってたときとまるで違う‥‥
なんでも真似事でやってしまいがちな私だけれど、
一から何かを教わるって、いくつになっても素敵なものですね。


私の手塩にかけた椅子。
どんなお宅にお嫁に行くのか、想像するとわくわくします。



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