#252 イギリスですが露天風呂に入りに行ってきますぞ
「外風呂」とは建物の外にあるお風呂を意味し、「露天風呂」は屋根や囲いのない状態だそうです。
温泉も銭湯もないイギリスですから、露天風呂なんてものがそもそも存在しないことが前提です。
こんなご褒美が日常にないことに加え、日常そのものが『可哀想』なイギリス生活です。
以前noteにこんなことを書きました。
*溜めた水を次の人に残せないというのは、イギリスの浴室は日本のお風呂=wet room であるのに対し、dry roomだからです。体を洗い流せる場所は浴槽内なので、浸かるために溜めたお湯はその都度抜いてお風呂から出ます。
冬の楽しみである日本式お風呂の実現は不経済すぎて望むべくもないのが私の日常。そんな中、お風呂気分を求めて週末旅をしたことがありました。
このファームコテージに泊まると、庭にある『ジャグジー付きホットタブに浸かれる』というのが魅力だったからです。
電気式なのでお湯の温度は最高設定以上にはならないながら、ぽかぽかした露天風呂気分は味わえました。
ですが、コテージはオーナーの暮らす本宅の横。もちろん水着を着ていましたし、貸し切りでありながら完全なプライベート空間とは言えませんでした。
あれから3年近く経って、「これは!!」というものが現れたのです。
先だっての息子の誕生日に彼女がサプライズ旅行を仕掛けてくれたらしいのですが、送られた写真の中の一枚に目が釘付け!
木のお風呂である上に、自分たちで薪で沸かすのです。
お湯が沸くまで2時間かかるそうですが、「自分でやる」=誰も来ない、360°どこからも見られることがないのは自由です。
隣りにはシャワーもあります。日本人にとって「裸で入浴」という当たり前のことがイギリスでは諦めざるを得ないことでした。でもここではどんな姿で入ろうと誰にも知られない。
もう「夢か!」というレベル。
このお風呂はシェパーズハット (Shepard's hut) と呼ばれる小屋の宿泊客が使えます。「羊飼いの小屋」という名の通り、14世紀から放牧中の羊の群れを世話するために、羊飼いが犬などの動物とともに寝泊まりしたものです。
豪華とはかけ離れていますが、中はcozy(米語) (ちなみにイギリスではcosy)そのもの。
入り口を開けると、こんな感じ。
これは息子が泊ったものです。
実は、シェパーズハットは私たちも利用したことがあり、夫が「もう一回泊まりたい」というくらい気に入っていた宿泊施設でもあります。
ここからは、以前泊ったシェパーズハットの写真でご紹介します。
どう見てもミニチュアとしか言えません💦
私よりも背丈の高い夫がなんでこんな窮屈そうな場所を気に入ったのでしょう。
いくつになってもやっぱり遊び心がくすぐられるのですかね。
外からは想像できないのですが、ベッドで手足も伸ばせるので、夜もぐっすり眠れます。
この週末、息子がくれた写真のお風呂を体験してきます。
明日から行くってことでヘッダーのお風呂写真を友人Mに見せたところ、
「五右衛門風呂だ」と。
あ、そっか‥‥そうやね。
「露天風呂~」とはしゃいでいた自分‥‥
ちょっと盛ってたか💦
コーンウォールはWetな土地ですが、たくさん歩いて来ようと思います。疲れがお湯の中で癒されるよう。願わくばお湯に浸かって星か月を眺められますように。
お風呂好き繋がりで、今日、めちゃくちゃ面白い記事を発見。
私が密かに流行らせたいハッシュタグがあるのですが、それをバッチリ付けてくださった吉田さんです。
冒頭部分から心が持っていかれました。
とにかく読んでみてほしい。
一語一句違わない
#こんなことあるぅ !?
を発してしまった気持ちに納得します。
吉田さん、タイトルといい内容といい、なかなかにジワるお話をありがとうございました。なんとなく想像はできたのですが、ご主人の吸われた柄が期待値を超えてました!
実際、該当する出来事が起きた時、「こんなことってある?」とはならず「こんなことあるぅ!?」を口走る、または脳内で叫ぶと私は思ってるんです。
皆さんも、つい口走っちゃったら、noteへ直行。タグ付けて教えてくださいね。
#こんなことあるぅ のタグ、ブームは狙ってませんが(笑)しとしとと続いていってほしいと思っているのです。