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#166 我が子の素敵なところを誰かに話してもいいんだよね?


私は他所よそさまの前で自分の家族を褒めることはあまり得意ではない。口を開けば、そこはかとなくネガティブ寄りな表現をしてしまう。イギリスに住んで、もともとの自分よりは随分とましになったとは思うが、まだまだだと思う。

最近、一年半日本で生活した次男が家に帰ってきた。

去年こんな記事を書いた、あの息子だ。


日本に送り出した時、彼は18歳だったが、あと数日で二十歳を迎えようとしている。

例えば、息子が帰ってきてどう?と皆さんが訊いてくださる。
「まあね自力でいろいろやって来たと思ってるんだろうけど態度が生意気なのよ」とか「ご飯を炊いても炊いてもすぐ無くなるの」と答えてしまう始末なのだ。

もう私のバカバカ、どうして⁉︎と言いたい。
本当は家に戻って来たのが嬉しくて、息子が日本で「他人の飯を食う」ことで培った経験が誇らしくて‥‥
そういうことを素直に言えばいいではないか。

なのに、「自慢に聞こえないように」という歯止めを無意識にかけてしまう私はいったいなんなのだろうかね。


先日、日本に行ったことのあるイギリス人の友人と話していてこんな事を聞かされた。友人の娘さんを仮にフランチェスカとしよう。
なんでも、フランチェスカのボーイフレンドが、日本の人達の前で「フランチェスカのような綺麗で素敵な女性を恋人に持てるなんてボクはなんて幸せ者だろう」と言ったという。そしてそれを聞かされた日本人女性たちが、そんなふうに自分を人前で自慢してもらえて羨ましい、イギリス男性はなんて素敵なんでしょうと口々に言った、というのだ。
(注:イギリス人が全てそうだというわけではない。うちの夫は恥じらいがありすぎて、人前で妻を褒めるような正統派ではない。人前でけなしはしないが、茶化されてばかりかもしれない‥‥)


うんうん、確かにイギリス人は家族のことを胸を張って自慢する。

この「誇らしい気持ちを爽やかに表現する」というのがなかなかに難しいのだけれども‥‥

うちの息子、帰ってきました~╰(*´︶`*)╯
いろんな仕事を経験して、日焼けして逞しくなってきました。日本語もすっかり上手になって、なんでも話せるようになりました!
かあちゃんはとってもうれしいです♡

コノエミズ、心のさけび



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