見出し画像

泛塵

ボクはきっと誰のことも信じていない。
気持ちは移ろうものでしょ
ボクのこと好きになる人なんていないでしょ、って
拭いきれない言葉
思考
感想。
最初
親なんて情が湧いただけの他人と、どこか冷めている自分に気がついて
驚いた。
納得した。
死んでほしくないけど、好きだけれど。
両親と自分の命を天秤にかけたなら、両親を選ぶけれど。
私のことなんて恩着せがましく面倒見なくても、夫婦ふたりで幸せを築けばいいのに
って
物心ついて少しして。
幼心ながら思っていた。
それがなんだか異常だったと気がついたのはいつだったか。
いや、異常だ、とか、今だって思っていないのかもしれない。
思いたいだけで。
普通になりたいだけで。
きっと、ボクが死にたいのはそういうことなんだ
生きていることを尊いと思うけれど、価値があるとは思えない。
どうせ地球一つが宇宙に漂う塵の一つに過ぎないのだから。


いいなと思ったら応援しよう!