宮崎朝の読書会
宮崎朝の読書会は今年(2024年)の2月で61年目となった伝統のある読書会だ。筆者も2022年の10月から参加している。
会員が候補を挙げた書物を投票で4冊ほど選び、1年間をかけて読んでいく。
会場は宮崎観光ホテルのバンケットルームで、ロの字型にレイアウトされたテーブルには白いクロスがかけられ、若干の厳粛さを感じる。
毎週金曜日の朝8:30から1時間の開催。
会員は上は80代、下は30代、男女はおよそ半々。
予読とでも言うべきか、それはすべきである。と言うのも意外と読めない漢字や単語は多い。
今は藤原正彦の「祖国は国語」を読んでいる。
直近から並べると、その前は「人生に効く寓話」であった。
音読というのは新鮮であった。
人それぞれの読み方にはなるが、一人暮らしで最近はテレワーク状態の自分には独り言しか声を出していない日もある。(ちなみに電話は極力避けている)自分より高齢な方は一層そのようだ。
人前で音読となると予読は大事。したがって読み飛ばすよりも時には調べながら読むということも。
およそ3人の方に読んでもらうが、合間に感想や意見の交換を行う。
これがとても楽しい。いろいろな考え方があると感じさせられるが、基本、他人の意見に極端な反対意見や否定をすることは不文律ながらタブーとされている。
年代、性、バックグラウンドなどいろいろな方がいるから面白い。
正月第1回は朝食会があり、夏は暑気払い、年末は忘年会がある。
行楽として年に2回ほどツアーがある。
昨年は筆者の企画で諸塚村を訪問した。
退会者は出るが、昨年は逝去され退会が3名いた。高齢な方か多いため、しかたないとは思うが、数ヶ月前まで本を読んでいる姿を見ていたので寂しい限りだ。
61年という伝統を守という意識はあるが、何より意見交換の場が楽しい。同年代で話すのとは別の楽しみがある。
この宮崎朝の読書会は会員を募集中。
読書好きならば基本どなたでも歓迎。毎週金曜日の8:30なので会社員とかは難しいかもしれないが、定年後の方や自営業の方など時間に余裕がある方いかがだろうか。
会費は月2,000円。
宮崎市在住者になるが、希望される方はお知らせください。