アリナミンで神経痛に?

※この記事の信憑性は保証されていません。あくまでも参考程度でお願いします。トラブルやクレームは対処しません。自己責任で。

心鏡の湖です。タイトルがすべてです。
アリナミンで神経痛になっていました。

なぜそう言えるか。アリナミンをやめたら、神経痛が軽減されたためです。

謎の神経痛

2021年ごろから発生していた神経痛。当初は「花粉で神経過敏が発生しているのでは?」と考えていましたが、その考えは間違っていたようでした。

2021年ごろに服用していたのは、アリナミンではなくチョコラBB。それでも神経痛になっていたのですね。胸痛で診察したものの異常なし。

そもそもこのふたつをなぜ飲んでいたかといえば、ひとつは口内炎(花粉のアレルギーに関連している)。もうひとつは倦怠感(GIが原因でした)です。

A - Bとして、Aがアリナミン、BがチョコラBB。
共通する成分
ビタミンB1 20mg
ビタミンB2 12mg - 38mg
ビタミンB6 10mg - 50mg
となっています。

そして、ChatGPTとperplexityにおいて、「ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、神経痛に関係がある確度は」と入力したところ、ビタミンB6がもっとも神経痛と関係があることが分かりました。

というのも、ビタミンB6は水溶性ビタミンでありながら、過剰摂取による健康被害(感覚ニューロパシー)が報告されていることから、耐容上限量が設定されているとのこと。

感覚ニューロパシーとはなんぞや、ということで調べる。

感覚ニューロパシー(感覚神経障害)は、末梢神経が損傷され、特に感覚を伝える神経が影響を受ける神経障害の一種です。

「あ、これじゃん……」となりました。そういうことで、ビタミンB6によって神経痛が起きていたわけですね。

とはいうもののです。耐容上限量の60.0mgも摂取していない、にもかかわらず神経痛が起きていたのです。チョコラBBは上限ギリギリですが、アリナミンであればせいぜい10.0mg、マルチビタミンのサプリで2.0mg、そのくらいなんですね。食事でもそこまでのものを食べていないし。

ともなれば、耐容上限量はあくまで基準でしかなく、筆者は少ないビタミンB6でも神経痛を起こしていたことになります。

まあ、なんといいましょうか。「そこまでおかしくもないな」というのが思うところです。

FODMAPで下痢になり、GIで倦怠感が生じ、緑茶でカフェイン過敏を起こす。そしてnon24(非24時間睡眠覚醒症候群)を抱える。そのような状態のため、もはや何が起こってもなんらおかしくないのですね。

でも良かったですよ。神経痛の原因が分かって。

アリナミンを捨てた翌日から神経痛は緩和されました。それでも痛むとしたら、それはスマホ指や腱鞘炎の類いです。胸痛や陰嚢の痛みも減ったため、神経痛の問題は解決したと考えていいでしょう。

ついでにnon24の話

non24も調べている限りではメラトニンのサプリメントで改善するようですし。今までに2回買ったものの、途中で捨ててしまったのですよ。1回目は副作用(SSRIにもあった嘔吐反射)にやられ、2回目はオレキシン系の睡眠薬が来るからと放置して、神経痛問題でサプリメント管理をしたときに処分。

処方薬もいろいろと罠ですからね。何が罠かといえば、「ロゼレム(ラメルテオン)を寝る前に服用している」ことです。ラメルテオンはメラトニン受容体作動薬で、つまりはメラトニンの働きを強めているわけです。しかしながら、メラトニンはあくまでも「概日リズムの調整」であって、「不眠症における入眠困難の改善」には向かないのです。だからこそ、ロゼレムは全然効かないという話を見かけるのですね。(本当に入眠障害なら、メラトニン系よりオレキシン系のほうが効きますよ)

そもそも筆者は入眠障害ではありません。"眠気があれば"ベッドに入り、スマホを置けば秒で寝られます。non24のため、毎日決まった時間に寝ることはできなくなりますが、これをもって入眠障害とはいわないのです。

問題は眠気が遅れていくことです。non24なわけです。

non24に対して入眠障害に対する睡眠薬を処方してもあまり効果がありません。メラトニンに作用しなければnon24は解消されないのです。

その点で「ロゼレムを寝る前に飲む」のはおかしいのです。

本来の使い方は、こう。東京医科大学が発表しています。

概日リズム障害の患者に対して、ごく少量のラメルテオンを夕方に服用する。これが正しい方法です。むしろ現在の処方方法がおかしいわけです。「何がしたいんだ……?」と思うわけです。

そこのサイトにある図を参考にすれば分かりますが、仮に0時に服用しても、概日リズムは変動しません。

現在の筆者はラメルテオンを服用していませんが、筆者はこの記事を5時に書いていますから、仮に6時に飲んだとしたら、かえって概日リズムが後退、つまりは悪化してしまうのです。つまり、「ロゼレムを寝る前に飲む」のはいろいろとおかしいわけですね。

ただ、通常処方されるラメルテオンを夕方に飲まないでくださいね。それは量が多すぎるので。

日本におけるラメルテオンの承認された用法用量は、不眠症に対し「1回8mg就寝前」です。本報告での用法である「1回0.16~1.1mg程度を夕刻に」は厳密には適応外である可能性があります。

https://team.tokyo-med.ac.jp/omh/news/dsps-mel/

で、結局のところ、処方薬では概日リズムを調節できないため、結果として、メラトニンのサプリメントをiharbで買おうとなるのです。むしろそれ以外にないです。寝る前に光を浴びないとか無理です。

安全性に関しては、「サプリメントの安全性」と「メラトニンの安全性」のふたつに分かれます。

前者は、例えばNOW Foodsであれば様々なマークと認証によって、安全がある程度は保証されています。さすがサプリ大国のアメリカといったところ。

ちなみに、「紅麹コレステヘルプ」の原料製造の工場は、GMP認定がなされていませんでした。

後者のメラトニンの安全性に関しては、やや低いですが、絶対にやめておけというほどではありません。

まず、ANSESは「摂取しないほうがいいよ」と言っています。

フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は4月11日、メラトニンを含むサプリメントを摂取しないよう特定の集団に推奨することを公表した。

https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04920500475

副作用に関しては、SSRIを服用すると現れる副作用と似ていて、嘔吐反射に関しては1週間ほどで軽減されます。

メラトニンのサプリメントは、交代勤務や時差ぼけ(時差症候群)による睡眠障害に有用であるかもしれません。メラトニンは、不眠症の人にも有用であるかもしれませんが、その有用性は低いです。

メラトニンは、短期間の使用では比較的安全であると思われますが、長期的な安全性は確立されていません。

https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c05/20.html

こうも書かれています。eJIMですが、オリジナルはNIH(アメリカ国立衛生研究所)です。「ロゼレムは入眠障害(不眠症)には弱いよね」というのは先に書いた通りです。長期的な安全性は先人のレビューを参考にすればいいです。(信用度は低いですが)

iharbにはレビューがあります。表現を変えれば、「幾人も毒味をしてくれている」ともいえます。心配であればその人らのレビューを参考にしてみるといいかもしれません。日本語のレビューもたくさんあります。マメで嬉しいですね。

ベネフィットとリスクで考慮すれば、メラトニンのサプリメントを服用するのは、ある程度の価値があるといえます。筆者は久しぶりにiharbを開いて買いましたよ。今回は、明確な目的とそれなりの知識を得た状態で。noteに記事を書けるくらいには調べたので、ええ。

逆に飲まないでnon24を放置していてもどうにもなりませんから。「概日リズムを調整する処方薬」が日本で出されるようになるまで何年かかるのかもわかりませんし。

確実に言えることは、「概日リズムを調整する処方薬が来るまでの期間、non24で苦しめられたから賠償しろ!」と国に訴えても、勝てる見込みはないですし、補填も一切ないということです。

時間は戻ってきません。仮に副作用が気になるならば中止すればいいだけです。そう考えれば、メラトニンのサプリメントを服用する意義も生まれてくるのではないでしょうか。

言うまでもないですが、用法用量は守るように。

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