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【#1】自殺未遂直後に書いた手記/散文
8月9日に生き延びてしまったから、取り敢えず生きている。
頑張っても、努力しても、考えても、耐えても、誠実に清く美しく生きても、もう駄目だったから、諦めて死ぬことよりも諦めずに生きること、否逆だ、諦めて生きることよりも諦めずに死ぬことを選んだ。
信じたいもの、守りたいこと、それら全てを手放してまで生きることが僕には出来なかった。
僕の中では〝それら〟が命よりも大切だった、それらを捨ててまで生き延びることは死んだように生きることに相違なかった、今でもその気持ちは捨て切れない。
居場所はここだけじゃないと、この人だけが全てじゃないと、選択肢は無数にあると、そんなことわかっている。
それでも、そうやって流されて納まる所に納まった受動的な人生は僕は受け入れられない、能動的に自分に相応しいと思う人生を掴みたい、そこで挫けそうになるけれど、限界になって挫けてしまうならそれはそれで仕方ないと思う。
死ぬことしか選べなくなったのなら、それはそれで自分の信条を守る為に選ぶ死なのだから、間違っていない。
僕の内的心象もその様な感じだった、だけれども生き残ってしまった。
もう死ぬことも許して貰えない、そんな中で今までと同じことをしていればもう一度限界が来る、そう思って今は唯たゆたうように生きているけれど、この先僕はどうすればいいのだろうか。