見出し画像

好きな聖書の言葉

「好きな聖書の言葉は?」と聞かれて、一番初めに思いつくのが、旧約聖書の「コヘレトの言葉(伝道の書) 3章」です。

偶然読んだ本で、わりと最近知りました。

(以前までは、なんとなく「敵を愛せ」(Love your enemy)と答えていたのですが…笑)

長いですが、紹介します。(22節まであります)

コヘレトの言葉(伝道の書) 第3章

天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。

2 生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、

3 殺すに時があり、いやすに時があり、こわすに時があり、建てるに時があり、

4 泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、

5 石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、

6 捜すに時があり、失うに時があり、保つに時があり、捨てるに時があり、

7 裂くに時があり、縫うに時があり、黙るに時があり、語るに時があり、

8 愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。

9 働く者はその労することにより、なんの益を得るか。

10 わたしは神が人の子らに与えて、ほねおらせられる仕事を見た。

11 神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。

12 わたしは知っている。人にはその生きながらえている間、楽しく愉快に過ごすよりほかに良い事はない。

13 またすべての人が食い飲みし、そのすべての労苦によって楽しみを得ることは神の賜物である。

14 わたしは知っている。すべて神がなさる事は永遠に変ることがなく、これに加えることも、これから取ることもできない。神がこのようにされるのは、人々が神の前に恐れをもつようになるためである。

15 今あるものは、すでにあったものである。後にあるものも、すでにあったものである。神は追いやられたものを尋ね求められる。

16 わたしはまた、日の下を見たが、さばきを行う所にも不正があり、公義を行う所にも不正がある。

17 わたしは心に言った、「神は正しい者と悪い者とをさばかれる。神はすべての事と、すべてのわざに、時を定められたからである」と。

18 わたしはまた、人の子らについて心に言った、「神は彼らをためして、彼らに自分たちが獣にすぎないことを悟らせられるのである」と。

19 人の子らに臨むところは獣にも臨むからである。すなわち一様に彼らに臨み、これの死ぬように、彼も死ぬのである。彼らはみな同様の息をもっている。人は獣にまさるところがない。すべてのものは空だからである。

20 みな一つ所に行く。皆ちりから出て、皆ちりに帰る。

21 だれが知るか、人の子らの霊は上にのぼり、獣の霊は地にくだるかを。

22 それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。これが彼の分だからである。だれが彼をつれていって、その後の、どうなるかを見させることができようか。

https://www.wordproject.org/bibles/jp/21/3.htm

祖母が亡くなった時に、よくこの箇所を読んでいました。

英語でも読んでみたので、紹介します。

こちらは欽定訳聖書(1611年、ジェイムズ1世の勅命によって英訳された聖書)のバージョンです。

Ecclesiastesは「伝道の書」、KJVとは、King James Versionのことです。(The Authorized Versionとも言うそうです)

以下、アプリからの引用です。

Ecclesiastes 3:1-22 (KJV)

To every thing there is a season, and a time to every purpose under the heaven:

A time to be born, and a time to die; a time to plant, and a time to pluck up that which is planted;

A time to kill, and a time to heal; a time to break down, and a time to build up;

A time to weep, and a time to laugh; a time to mourn, and a time to dance;

A time to cast away stones, and a time to gather stones together; a time to embrace, and a time to refrain from embracing;

A time to get, and a time to lose; a time to keep, and a time to cast away;

A time to rend, and a time to sew; a time to keep silence, and a time to speak;

A time to love, and a time to hate; a time of war, and a time of peace.

What profit hath he that worketh in that wherein he laboureth?

I have seen the travail, which God hath given to the sons of men to be exercised in it.

He hath made every thing beautiful in his time: also he hath set the world in their heart, so that no man can find out the work that God maketh from the beginning to the end.

I know that there is no good in them, but for a man to rejoice, and to do good in his life.

And also that every man should eat and drink, and enjoy the good of all his labour, it is the gift of God.

I know that, whatsoever God doeth, it shall be for ever: nothing can be put to it, nor any thing taken from it: and God doeth it, that men should fear before him.

That which hath been is now; and that which is to be hath already been; and God requireth that which is past.

And moreover I saw under the sun the place of judgment, that wickedness was there; and the place of righteousness, that iniquity was there.

I said in mine heart, God shall judge the righteous and the wicked: for there is a time there for every purpose and for every work.

I said in mine heart concerning the estate of the sons of men, that God might manifest them, and that they might see that they themselves are beasts.

For that which befalleth the sons of men befalleth beasts; even one thing befalleth them: as the one dieth, so dieth the other; yea, they have all one breath; so that a man hath no preeminence above a beast: for all is vanity.

All go unto one place; all are of the dust, and all turn to dust again.

Who knoweth the spirit of man that goeth upward, and the spirit of the beast that goeth downward to the earth?

Wherefore I perceive that there is nothing better, than that a man should rejoice in his own works; for that is his portion: for who shall bring him to see what shall be after him?

KJVは、私は大学1年生の時に生協で買いました(必修科目だった!)


これがあの…!!とドキドキしながら見てみると、意外と現代英語に近くて、驚いた記憶があります🤭


少し話がそれますが、「ピーターラビット」シリーズの文体が、KJVに近いと言われていることを最近知りました。


聖書が欧米圏に深く根付いていることは聞いていましたが、まさか大好きなピーターラビットが。久しぶりに読みたいな🤭

いいなと思ったら応援しよう!