見出し画像

そもそもPRの事例研究はどうやったらいいのかを考えてみた 【PR研究所80.5 ~番外編~】

PR研究所について

PR研究所もこの前で80回目を迎えました。ありがとうございます。

第1回でも書いたように、PR研究所は公に開かれた場所ではあるものの、僕が純粋にPRについて調べ研究していくというどこまでも個人的な場所です。

 なぜ事例研究するかっていうと、優れたアウトプットには優れたインプットが不可欠だと思っているからです。僕は高校からずっとファッションヲタク(服のヲタク)なのですが、自分でもファッションショーを制作したりブランドを手がけたりする上で徐々にそのことを学びました。

 やべえなって思うクリエイターはやべえなってインプットをしています。

 そしてそれは、ジャンルが変わっても同じだと思っています。

 PRプランナーを目指していく中で、これからもいろんな事例研究をしていこうと思ってます。

 そんなPR研究所ですが、読んでくれた友達が「これ好き!」みたいなリアクションをくれてとても嬉しいです。


そもそもPRの事例研究はどうやったらいいのか

 さてさて、PR研究所を書いていく上で疑問に思うことが出てきました。

 「そもそもPRの事例研究はこのやり方でいいのか...??」

 今までのやり方は、7つの観点からPR事例を見つめてデータを探してきたりレポートを読んだりしています。

<今までのやり方>
①概要
②課題・背景
③ターゲット
④目的
⑤施策
⑥結果
⑦PRの事例として注目すべき点


 ただ最近、ひとつのPR事例がなぜここまで話題になったのかを研究するにはちょっと物足りないんじゃね...?と感じてきました。

 そこで、世の中のプランナーはどうやって研究をしてインプットにしているのかを調べてみました。すると、博報堂がCMなどを分析するときに使っている「デコン」というものを見つけました。

 デコンの語源は「deconstruction」すなわち「脱構築」だそうです。偉大なる哲学者、ジャック・デリダの提唱した概念ですね。

 既存の体系や枠組みを解体し、新たに構築し直すこと。破壊し解体した枠組みの中から要素を取り出し直して新たな枠組みを構築すること。ーWeblio辞書

 デリダの本は下のやつが読みやすかったです。おすすめ。

https://www.amazon.co.jp/dp/4062922967/ref=cm_sw_r_tw_dp_9APC8NRN8HMA1GVA4ZEK

 amebloの方は以下のフレームワークを推奨しています。

①広告で果たすべき役割・目的
②ターゲット
③ターゲットインサイト
④ターゲットプロポジション
⑤トーンオブボイス

 これをみると「インサイト」「プロポジション」「トーンオブボイス」といった僕の今までのやり方にはなかった角度からの分析があります。

(てか、同じやつ半分以下じゃんw)

 確かに今まで「インサイト」「プロポジション」の観点は少なかったなと思いました。これからは上の2つ、せめて「インサイト」を盛り込むようにして研究を書いていこうかなと思います。

いいなと思ったら応援しよう!