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キャンディーをなめ終わった棒が幹細胞のドナー登録に!LIFE LOLLI 【PR研究所072】
概要
ドイツでは1日あたり2人のペースで、子どもが白血病などの血液の病気と診断されています。救えるドナーは30歳以下にしかできないのですが、なかなか登録してくれる人が増えません。
そこでドイツのドナー協会は、キャンディーをなめ終わった後の唾液でドナー登録がかんたんにできる仕組みをつくりました。このプロジェクトはたくさんの著名人を巻き込むことに成功します。
課題・背景
①ドイツでは1日あたり2人のペースで、子どもが白血病などの血液の病気と診断されています。
②救えるドナーは30歳以下にしかできないのですが、なかなか登録してくれる人が増えない現状です。
ターゲット
30歳以下の人たち
若者
目的
①ドナーが足りていない現状を認知してもらうため。認知の広さが求められるため、影響力の範囲と「ポップさ」を重視する。
②キャンディーによって実際にドナー登録をしてもらい、登録者数を増やすため。
施策
キャンディーをなめ終わった後の唾液でドナー登録がかんたんにできる仕組みをつくります。このキャンディーをたくさんのインフルエンサーに送りプロジェクトに参加するよう働きかけます。SNSを中心に様々なジャンルで活躍するインフルエンサーがそれぞれのアカウントで参加していきます。
結果
①認知|615,000以上のインプレッション
②行動|月あたりのドナー登録者数が680%も増加。さらにドナーの平均年齢が37歳から26歳にまで下げることができました。
PRの事例として注目すべき点
PRの事例として注目すべき点は主に2つあります。
1つ目は「インフルエンサー」を有効に活用していることです。PRをしていくにあたって、ターゲットに対して影響力のある人を起用することは有効な手段です。何かとインスタグラマーを思い浮かべてしまう「インフルエンサー」ですが、インスタに限らず影響力のある存在全てのことを指します。
2つ目は、DNAをとってドナー登録するという難易度の高そうなアクションをかんたんにできるようにしていることです。キャンディーを利用する発想はやられた、、!!という秀逸さです。また、デザインをポップにすることで参加しやすさを向上させています。