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賃金の男女格差をなくそう。オーストラリアの銀行が子供たちのお小遣いで実験 【PR研究所071】
概要
オーストラリアの銀行ANZは、国際女性デーに合わせて賃金の男女格差を無くそうというキャンペーンをはじめました。公開されたムービーは、男女ペアの子供たちが家の手伝いをしたあと、女の子には男の子よりも少ない金額を渡すというものでした。
これは大げさではなく、現代で実際に起こっていることを象徴しています。子供たちのリアクションや意見を収めたムービーは#equalfutureのもと議論を巻き起こしました。
課題・背景
①賃金の男女格差が存在し、その問題自体なかなか顕在化しきっていない。
②銀行、つまりお金を扱う機関として、社会をより良い方向へ向かわせるスタンスを切りたい
ターゲット
オーストラリア国民
ANZのことを認知しているが別の口座を持っている人たち
目的
①賃金の男女格差を顕在化させることで議論を巻き起こす
②ANZがお金を扱う機関として、賃金の男女格差を無くそうとしていることへのブランディング
施策
ムービーを公開。男女ペアの子供たちが家の手伝いをしたあと、女の子には男の子よりも少ない金額を渡すというものでした。リアクションも含め問題を顕在化させます。
SNSを中心に#equalfutureのもと議論を促します。
結果
ANZニュースリリースによると、15億人以上の視聴があったそうです。
PRの事例として注目すべき点
国際女性デーという、世界が女性に関する議論をホットにするタイミングに合わせて行われたキャンペーンだということです。PRでは「コンテンツ」×「コンテクスト」の最大化が重要になってきます。コンテクストは、今回国際女性デーです。記念日となっているタイミングに合わせるのも有効な手法です。