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駐車場にスクリーンをおいて車に乗ったまま映画を ドライブインシアター 【PR研究所034】
駐車場に巨大なスクリーンをおいて、車に乗ったままで映画がみれる。
アメリカで1930年ごろからはじまったこの「ドライブインシアター」が、コロナ対策にちょうどいいと再評価されています。日本ではイオンシネマを筆頭に数多くのドライブインシアターが行われています。
(車の中からスクリーンをみてます。KINGBEAT社プレスリリースより)
イオンシネマのドライブインシアターでは、
①安全性
お客さまと従業員の安全を確保するため、検温、アルコール消毒を実施
②自由
会場の駐車場に設営した大スクリーンに映像を投影。音声はカーステレオのFMラジオから聞くことができます。そのため、音量調整も、おしゃべりも、泣くも、笑うも、オールフリー!
③オトク
鑑賞料金には2人分のポップコーンとドリンク付き。通常の映画鑑賞料金と比べても、おトクに映画が楽しめます。
以上の3点をおすすめポイントにしているそうです。
コロナ禍において、ソーシャルディスタンスを保つことが必要になっている中で、車に乗ったまま映画をみれるのは大きな利点だと受け取れます。
"プライベート空間で映画鑑賞しながら飲食や会話も自由に楽しめる"というコピーでも売り出しているため、コロナ禍でなくてもこれが映画の一つの楽しみ方だとして浸透させる背景も見えます。
PRの事例として特に注目すべきは1点あります。
昔からアメリカを中心にあったドライブインシアターを、再解釈して取り入れている点です。マーケティングの思考法に「ニーズ」と「シーズ」というものがあります。ニーズは需要としてよく知られていますが、シーズはその製品自体が持っている可能性のようなものです。ドライブインシアターは、コロナ禍という状況において効果を発揮する「シーズ」から上手に展開している印象です。
ニーズとシーズについては大学の授業で知ったのですが教科書がわかりやすかったのでぜひ