「灯火」のサービスを取材で深堀りしてもらったら…
こんにちは!mizuhoです。
わたしは現在「灯火トークセッション」と「灯火コミュニティ」というサービスを行っています。
自分でnoteにサービスの概要を書くことはあったのですが、第三者に話してみるとまた違った角度からお伝えできることがあるかもしれないなと思い、お知り合いのライターヤマダユミさんにこの度インタビュー&記事化していただきました^^
よければ最後まで読んでみてください。
「灯火トークセッション」立ち上げのきっかけ
——みずほさんのこれまでのお仕事経歴と、大切にしてきたビジョンを教えてください。
大学時代に専攻した「人材マネジメント」という学問を学ぶ中で、“誰とどんな場所で活動するかにより、人の可能性が広がりもすれば閉ざされることもある”ことを実感しました。それがきっかけとなり、「人の可能性を広げる仕事がしたい」という想いを持つようになったんです。
その後憧れた仕事は、一人ひとりと向き合う心理カウンセラーでした。でも大学には学部がなく、卒業してから学ぶのも現実味に欠けると感じて。人材総合サービス会社の営業やIT企業の人事採用を担当するなど、少しでも自分の想いに近しい仕事を選んできました。
——2022年8月に「灯火トークセッション」を始めたきっかけは何ですか?
30歳になってふと気がついたんです。一対一でキャリアに伴走するような仕事がしたかったにも関わらず、ずっと逃げ続けていたことに。
そこからキャリア支援の領域で仕事をするため、はじめにコーチングを学びました。その後キャリアカウンセラーの養成講座を受講して、終了と同時にモニター募集を始めたんです。
視点をずらすセッションで思考を整理
——「灯火トークセッション」がどんなサービスなのか教えてください。
「灯火トークセッション」は、対話版と文通版の2種類があります。対話版はZoomで60分間お話し、文通版は1ヶ月間メールでやり取りしています。どちらも終了後に対話の内容や伝えきれなかったこと、わたしが感じたことをまとめたオリジナルレターをプレゼントしています。
——オリジナルレターのプレゼントは珍しいのでは?
セッション終了後にも、立ち止まって自分自身を振り返る場所になればとプレゼントしているんです。サービスを利用してくれた方からは、「セッション中に咀嚼できなかった内容も改めて見返すことで納得できた」「再びモヤモヤした気持ちになったときに、レターを見返している」と嬉しいお声をいただいています。
——セッションで話す内容は、どんなテーマでもいいんですか?
思考の整理と内省を深めることを目的としているので、テーマは何でもOKです!これまでに「自分のやりたいことがわからない」「今後のキャリアや働き方について」など、漠然とした不安から具体的な悩みまで、幅広いテーマをセッションに持ち込んでお話しいただいています。
——セッションはどんな風に進めるのでしょうか?
お話を伺った上で「それはこういうことですか?」「わたしにはこう見えるのですが、聞いてみてどう思いますか?」など、思考を探りつつ一緒に整理をするような形で進めています。
おそらく、一対一のセッションというとコーチングを思い浮かべる方が多いですよね。コーチングはコーチが聞き役となり、相談者の中にある答えを探すのが一般的です。発言量は相談者が8割・コーチが2割程度と言われています。でも、このサービスは結構わたしが話す量も多いんです。
——みずほさんがあえて発言するのはなぜですか?
自分で考えていると同じ思考がぐるぐる回り続けるので、なかなか本質的な問題に辿り着けないと思うんです。特に対話版は60分と時間が限られているので、短時間で答えに到達するのはなかなか難しい。そんなときは視点をずらしたり、新たな知識を得たりすることで別の選択肢が見えてくることもあるんですよ。だから、このサービスでは必要に応じてわたしの意見も伝えています。
セッションで大切にしていること
——セッションで大切にしていることを教えてください。
わたしはキャリアカウンセリングとコーチングの両方を学びました。その上で、どちらかだけ提供するのはせっかくいただいた時間がもったいないし、どちらも「わたしが本当に提供したいものとは少し違うな」と気づいたんです。そこで、コーチング・カウンセリング・雑談のちょうど真ん中のようなスタイルで、対話の中から新たな視点が生まれるようなセッションをするようになりました。
なので、サービス名にはあえて「コーチング」「カウンセリング」などの名称を使っていないんです。
また、セッションを通して「変化することだけがすべてではない」という考え方も大切にしています。
——「変化することだけがすべてではない」とは?
幸せや心地よい状態は人それぞれなので、全員が「何者かにならなければいけない」というわけではないんです。むしろわたしは「守りは最大の攻め」だと思っていて。
——「守りが最大の攻め」とはどういう意味ですか?
自分が何を守りたいのかがわかっていて、守る方法を考えるのも立派な攻めだと感じています。どんな理想を描くかは人それぞれなので、一人ひとりの想いを尊重しながらセッションを進めています。
それから、いまの自分はだめでもっとよくならないとって変化を急いでいる人って多いですけど、話を聞いているといまのままで十分素敵なのにな…と思うんです。だから、「いまのままでもいいんじゃないですか?」と伝えることはよくあります。
内省は人生の豊かさを引き寄せる手段
——2023年3月に、新たに「灯火コミュニティ」を立ち上げたのはなぜですか?
「日常的にみんなで内省する時間を作れたらいいな」と思ったからです。わたしは「内省は自分自身を豊かにする時間」だと思っているんですよ。「自分は何が好きで、どんな価値観を大切にしたいと思っているのか」という自分らしさを知ることは、自信に繋がります。逆に「こんな場面が苦手」など不得意な部分がわかれば、前もって自分を守ることもできますよね。
内省は自分にとっての心地よさを知る手段であり、ひいては人生の豊かさにも繋がると考えています。
——「人生の豊かさ」とは?
自分らしくいられる場所を持つことです。自分自身のことを等身大で話せる、信頼できる仲間がいれば、困ったときに励まし合えます。その結果として新たなチャレンジもできると思うんです。
そんな仲間を作るには、自己開示から始める必要があると思っていて。自分から心を開かないと、相手もなかなか心を許してくれませんよね。でも、自己開示は自分のことをきちんとわかっていないと難しいんですよ。だから、内省は仲間作りの手段でもあると感じています。
雑談からその人の価値観を探る
——コミュニティではどんなサービスが利用できるのでしょうか?
メンバー同士で交流する会に参加したり、有料noteも追加料金なしで読むことができます。それから、専用フォームで自由に困っていることや考えごとを投稿できるようにしていて、投稿に対するわたしの返信はメンバー限定noteで読めるようにしています。
——返信のnoteにはどんなことを書いているんですか?
メンバーの問いに対して正解や回答を返信するわけではなく、まずは「どうしてそう思うんですか?」など、思考を深堀りするような質問を投げかけています。その上で、「わたしはこう思ったよ」というわたしの個人的な考え方も一緒に書くようにしています。わたしの思考回路を知ることで、「こういう考えもあるのか」と考えるきっかけを作れたらいいなと思っています。
——投稿はどんなテーマでもいいんですか?
困っていること以外に、ちょっとした雑談レベルの話も大歓迎です。雑談の方がその人自身の価値観がぽろっと出やすいので。
たとえば、「昨日の推しのライブがすごく楽しかった!」という投稿でもいいんです。そういう投稿がきたら「推しのどんなところが好きなのか」「ライブのどんなところを楽しいと感じたのか」など、価値観を深掘りする質問をした上で、わたしが感じたことをお返事として書いていくと思います。もしかしたら、その中で新しい発見があるかもしれないですよね。
だから、テーマは本当に何でも大丈夫です。
——雑談レベルのできごとから、その人の価値観を探っていくんですね。
大きな悩みごとについては自分自身でもよく考えますけど、些細なできごとについて向き合うことはなかなかないですよね。でもちょっとしたできごとにこそ、人の本質が隠されていることもあると感じていて。内省を深めるためにも、メンバーとはたくさんいろんなテーマで対話をしたいです。
自分と向き合う時間が欲しい人に
——「灯火セッション」「灯火コミュニティ」を、今後どのような方に利用して欲しいですか?
自分と向き合う時間が欲しい方や自分を大切にしたいと考えている方に、サービスを届けられたらいいなと思っています。
わたしは出産をきっかけに一時専業主婦になり、子育て中心の生活でやりたいことを見失った時期がありました。自分の心の声が聞こえにくくなっていることに気づいてからは、自身の変化をSNSやnoteで発信するようにしています。
わたしのこれまでの発信を見て、「この人なら安心して自分の話ができそう」と思ってくれる方がいたら、ぜひサービスを使ってみていただきたいです。
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