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情報が溢れる時代に求められるライフプランアドバイザーの役割とは

〈みずほ〉のライフプランアドバイザー(以下、LPA)とは、来店されたお客さまのライフプランに寄り添った資産運用や資産形成等の総合コンサルティングを提供するポジションです。
今回は、事務職で入社をした後にLPAに転じ、事務業務からお客さま提案まで幅広く担う浦上さんに、業務の変化に伴う葛藤や、今感じている面白み、やりがいについて語っていただきました。

<Profile>
浦上 淳美 (ウラカミ アツミ)
みずほ銀行 五反田支店 ライフプランアドバイザー
2013年、事務職として入社。荏原支店のお客さまサービス課で事務業務全般に従事。6年目から窓口営業に挑戦。2021年のLPA制度立ち上げと同時にLPAに任命される。2022年4月に五反田支店へ異動。

窓口来店のお客さまへ短時間で有益な情報を提供するために

――〈みずほ〉のLPAの役割や業務内容について教えてください。

銀行の窓口にご来店されたお客さまに、金融のプロとして資産運用や資産形成等の総合コンサルティングを提供するのがLPAの主な役割です。

コンサルティング内容としては、まとまった資金をお持ちの方に向けた運用相談もありますが、どちらかと言うと現役世代のセカンドライフに向けた資産形成、積み立て、万が一のときの医療保障等、ライフプランに寄り添ったご提案をすることが多いです。

数年前から〈みずほ〉の支店は「事務処理を受け付ける場」から「コンサルティングを提供する場」へと変化を続けており、その流れの中で、ご来店されたお客さまに付加価値を提供するLPAという職種が生まれました。私たちLPAは基本的には支店でお客さまの相談を受け付けていますが、営業担当に帯同して訪問する場合もあります。

――日々の業務の中で心がけていることはありますか。

私たちが対応するお客さまは口座開設や通帳再発行など、別の目的があって銀行へ来られている方で、資産形成や保険の提案を求めて来店されるお客さまだけではありません。そのため、なるべく短時間で端的に、お客さまが関心のあることを適切に伝えることを日々心がけています。

例えば、お客さまのニーズに合わせた情報をご提供するために、来店されたお客さまにはロビーでアンケートに記入いただいています。アンケートでは、今後のマネープランで不安なこと、関心があるポイントなどをお伺いし、回答内容によって案内する担当者を決めていきます。

マネープランに関心があるお客さまにはその場で私たちLPAが直接お声をかけます。一方、アンケート上では具体的な不安がない方であっても資産形成層の方や、お話をすればニーズがあるかもしれないと思われる方には、口座開設や再発行、氏名住所変更などの事務対応をしながらお話を伺うようにしています。また、より専門的な知識を求めている場合は、営業担当と連携することもあります。

LPAはお客さまの豊かな将来につながる手助けができる仕事

――事務職からコンサルティングの提案を行うLPAとなり、お客さまとの関わり方は変わりましたか。

もともと事務職としては、「ハイテラー業務」と言われる入出金、税金関連業務、振込みなどの手続き受付を主として、為替業務、決済業務、口座開設、相続関係の処理など事務業務全般を行うことでお客さまと関わっていました。そのため、お客さまへ提案を行う機会はLPAとなり増えましたが、ご来店されたお客さまに対応するという意味では変わりません。

ただ、私がLPAとして業務を始めたLPA制度の立ち上げ当初は研修や教育制度も今のように整っていませんでした。わからない業務に関しては業務経験のある先輩に聞きながら、実務の中で身につけていったのが当時の思い出です。

その時の経験もあり、LPAの横のつながりは特に大事にしています。組織の立ち上げ当初は、エリア内のLPAたちとほぼ毎日コミュニケーションを取っていました。私が所属する五反田エリアでは、現在でも週1回のオンライン夕礼を開催して、情報共有や営業目標の話などをLPA内で連携し、何かあったら相談し合える関係を築いています。

――LPAの仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

LPAとしてお客さまの豊かな将来につながる手助けができるところに大きなやりがいを感じています。

2024年度から始まった新NISA制度への関心の高まりに伴い、LPAとしてお客さまのお役に立てる機会が増えており、事務職としてお客さま対応をしていた時よりも深くお客さまと関われている実感があります。今はNISAやiDeCoを「聞いたこともない」という方はほとんどいない一方、忙しくて調べるには至っていない方や、何から手をつけていいのかわからないといった方がまだまだ多くいらっしゃるのが現状です。そうしたお客さまに対して、来店目的となったお手続きの待ち時間を活用して情報提供をすることで、結果的に第一歩を踏み出していただけることもたくさんあります。

先日も「違う目的で来店したものの、積立NISAについて興味があったため、今日ご案内いただいて手続きができてよかったです」と言ってくださった方がいらっしゃいました。これは珍しいことではありません。微力ではありますが、お客さまの豊かな将来につながる手助けができるところは魅力であり、大きなやりがいのある仕事だと感じています。

LPAは基本的に初めてお会いするお客さまへの提案となるため、うまくいくことばかりではありませんが、スキルと知識が増えるにつれて余裕を持ってお客さまに対応できるようになりますし、必然的にご成約につながることも増えてきます。そのような経験の積み重ねで自分に自信が持て、業務に対するポジティブな気持ちが大きくなっています。

――どんな人と一緒に働きたいですか。

LPAの業務は決してお客さま対応だけではありません。事務業務もこなしつつ、お客さまのコンサルティングを行うためのインプットも欠かせませんし、来店されたお客さまとの継続的な関係性構築に悩むこともあります。

しかし、今言えるのは、あのとき事務職からLPAへと一歩踏み出してよかったということです。事務職からLPAへと業務転換し、事務とお客さま対応両方のプロとして業務に取り組む中で支店長代理に昇進しました。そのことをきっかけに、私には組織としてのレベルアップに貢献したいという次の目標ができました。

そんな風に、自ら保守的になることなく、興味があることに対しても、経験のないことに対しても前向きに取り組んでいける方と一緒に働けるといいなと思っています。

※インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。

採用ポジション
みずほ銀行_ライフプランアドバイザー(窓口営業) | 株式会社みずほフィナンシャルグループ (hrmos.co)