【アーカイブ】年金支給日は書店経営に影響を与えているんだろうか
注)2021年10月の調査の振り返りです。
年金支給日と書店売上に相関性があるのかどうかが気になって、70代のHonyaClub会員の購入同行を調査したもの。
棒グラフが赤の月が年金支給月です。
グレーの折れ線グラフで、平均購買冊数を表していますが、2~3月は少し他高めに見えるもののそれほど目立った動きには見えません。
年金支給月に書店に足を運ぶ、という人は多そうですが、そもそも大型新刊や年輩層向けの商品がこの月を狙って出版されているという実態もあり、それも大きいかと思います。
年輩層がブックオフなどで中古商品を買っているという話も聞くので、果たしてその辺どうなんだろうか、他の数字も見てみたいところ。
ちなみに、各月で何が売れていたのかを見るために売上5位までの商品も抜き出してみました。
佐伯泰英が圧勝。そして、続いてラジオ英会話という流れになります。
3月はNHK講座の新学期作品の発売時期でもあるので、この動きはテキスト新学期の効果かも。
今後の店頭作りを占う調査でもあるので、もう少し大きなデータを使ってしっかり動向を見てみたいテーマでした。