#隠蔽捜査
サラリーマンが竜崎に憧れる理由について改めて考えてみた『一夜:隠蔽捜査10』
なぜ、人は竜崎に憧れるのか。
多分「正しい事を真っ直ぐ言えるから」なんじゃないかと思うのです。それくらい「正しい事」を言うのって難しいことなのですよ、きっと。
サラリーマンをやってると、多かれ少なかれ日々何かを飲み込んで生きてるわけで、空気を読まずにそれを口に出せる強さがあるかどうかの違いくらいしかないんじゃないですかね。
それくらい「わかっていても出来ないこと」は多く、それに気づかずに正義の
間違いなく映像化困難『署長シンドローム』
よく「映像化困難!」という本が出てきますが、この本も別の意味で映像化困難だと思います。
なんたって、主人公の女性署長がどんなうるさ型も瞬時に骨抜きにしちゃうような美貌の持ち主、なわけですよ。そしてその美貌と彼女のキャラクターが本編の物語を進めることに大きく関係している、というわけ。
ドラマにしたって、他の美人女優を凌駕するオーラを出さなきゃならないわけで、派手に演出したらコントになっちゃうしなあ…
隠蔽捜査シリーズ最新刊は相変わらず組織人にとってのファンタジー作品だった(大好きなやつ)
隠蔽捜査シリーズが、というか竜崎伸也という存在は組織人にとってのファンタジーのようなものです。いたら会ってみたいし、それはそれで面倒なような気もするし、まああんなに上手く行くのは小説だからだよね…といったお決まりの感動と諦めを楽しむエンタテイメント。
で、ファンタジー小説の良し悪しというのは、小説世界の広がりや奥深さをどこまで細かく作ってあるかが重要だと思うのですよ。隠蔽捜査の~.5シリーズはま