#伊予原新
自分の生きている場所のことを改めて考えたくなる『藍を継ぐ海』
昨年『宙わたる教室』を読んでいたく感動しました。「なんで10月になんて出すのよ。もっと早く出版して、色んな人が読んだら本屋大賞にノミネートされたかもしれないのに!」と他社の出版計画にケチつけたくらいに感動した1冊だったのです。
こうやって心動かされた人は多かったようで、すでにNHKのドラマになりまた多くの人に届いていますね。ほんとに嬉しい。
この『藍を継ぐ海』は短編集で、どれも辺境であることが
オポチュニティを想って泣きました『宙わたる教室』
本屋大賞発表時には「いいなー、みんなこれからあの感動を得られるんだ」みたいな気持ちになるんです。が、今年はそういう気持ちにもならないくらいにこの『宙わたる教室』に感動して過ごしています。
来年の本屋大賞はこれになってほしい!って思ってるくらいなんですが、残念ながら発売日が昨年の10月だったので、今回の対象作品。無念。
ちなみに順位は14位です。
もともと伊予原さんは好きな作家ですし、この本につ