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憧れのシュクメルリを求めて

帰り道、松屋の前を通るたびそのかわいらしい響きに、絶対近々食してやろう!と心に決めていました。「シュクメルリ鍋定食」です。

念願叶った記念に写真撮影しました。

ところでシュクメルリって?

シュクメルリとは、ジョージアという国の伝統的な料理で、鶏肉をガーリックソースで煮込んだもの。好みでサワークリームなど乳製品を添える事があるそうです。
ジョージア!?どこそれ?と思った方もいるはず。
コーサカスにある人口400万人ほどの小国です。アゼルバイジャン、アルメニアと共にコーサカス3国と呼ばれています。北はロシア、南はトルコとアルメニア、東はアゼルバイジャンに接していることから古来から様々な文化が行き交いまた他民族や異教徒による制圧も受けてきた複雑な歴史を持つ国です。
相撲好きなら栃ノ心の故郷として知っていたかもしれません。
ワイン好きならワイン発祥の地と聞いたことがあるかもしれません。(諸説あり)
それでも「こないだ旅行でジョージア行ってきてさ」という話は聞いたことがないし、なかなか馴染みのない国ですね。

さて遠い異国ジョージアのシュクメルリですが、この松屋版シュクメルリは、ガーリック風味の鶏肉とさつまいものクリームシチュー、といった感じで白ごはんと共に提供されます。
意外なほどすんなり冷え切った体に入ってきます。温まる〜。
本場ではさつまいもは入れず、またごはんではなくパンと一緒に食べるのが一般的だそうです。
オリジナルを横流しするのではなく、日本人に合うようにアレンジした松屋フーズさんのお客様目線ステキです。色んなお店のシュクメルリを食べ比べたり、色んなレシピを試したり、もしかしたら現地を訪れたりなどし、数多の議論の末、この松屋版「シュクメルリ鍋定食」という商品はこの世に送り出されたんだなぁ。あつあつのシュクメルリをはふはふしながら空想が止まりません。

執筆:べみん

編集:アカヨシロウ

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