見出し画像

【DAZZLE】舞台作品「二重ノ裁ク者」 動画集

ダンスカンパニーDAZZLEが毎日YouTubeチャンネルにて過去の舞台作品を公開してくれている。その中でも今回は「二重ノ裁ク者」という作品をプレイリスト形式でご紹介していきたい。ナレーションは「浅野忠信」さん、楽曲は「林ゆうき」さん。浅野さんのナレーションと素晴らしい音楽、映像美、何より彼らのダンスを是非ご覧頂きたい。また、DVDと違ってダンスシーンをメインに公開してくれている。ページ下部にはDVDの販売リンクを置いておく。良ければチェックして見てほしい。

【あらすじ】
この国で人は、50年以上生きてはならない。
今から15年前の事だ。食料・資源は底を付き、温暖化、砂漠化など環境の悪化は取り返しのつかないところまで進行していた。
50歳で死ぬ制度を「貢献」と呼ぶ英雄的行為とされる一方で、その制度を受け入れぬ者たちが居た。彼らを「ロウ」と呼び、国にとって害虫の様な存在として迫害対象となっていた。
この国の取り纏める総統閣下を父持つ息子は、とある講師にであう。自分を特別扱いしないその男に、少しずつ心を開いていった矢先、彼は講師から思いもよらぬ告白をされた。
「俺がロウだからだ」
講師が居なくなった部屋で、彼が思うことは───。

これでこのお話はおしまい。如何だっただろうか。

他の舞台作品も公開してくれているYouTubeチャンネルはこちら。DAZZLEにご興味があれば是非ともご登録を!

冒頭で、DVDの販売リンクを置いておくと言ったのだが、実は現在、売り切れなのである。いつの間に…!!と、私も大変驚いている。再販されるかわからないが、もし本作がお気に召した様であれば下記リンク先の「お知らせを受け取る」ボタンを押しておいてもらえれば、生産してくれる…かもしれない。もしかしたら、だけど。

***

この作品は長らく世界でもみられてきた食糧危機や環境問題、人口の増加や差別・迫害と言ったことを総まとめにした作品である。実は最も許しがたい人間が「総統閣下」なのだ。冒頭にこの世界には「50歳になったら死ぬ」という「貢献」制度があるというあらすじを書いた。彼はとある事情により、急ぎこの制度を廃止しようとしているのだが、「一国家の主」としてはなんとも惨めな理由なのである。動画をここまでご覧頂いている方ならば「あの話か」とお気付き頂けただろう。自分に不利益になるから撤廃する、というのは、なんだか今の日本を見ているような気がしてならない。

ちなみにこの作品は独裁国家らしく玉音放送(ラジオ放送)なんてものも出てくる。しかしこの玉音放送を逆手にとった仕掛けがあった所は、鳥肌ものなのだ。玉音放送を模したシーンは無いが、仕掛けに関するシーンはある。しかしここだけ見てもあまり面白さが無いので、チャンスがあれば是非ともDVDをお手に取って頂きたい。しかも本当は字幕入り。DVDだったら字幕ありでご覧頂ける。今までの作品と違って、とてもストーリーがしっかりしているので、「ダンスがわからなくても面白い」作品であることは間違いない。個人的にはDAZZLE入門編としてオススメしたい作品だ。

***

「二重ノ裁ク者」の話ではないのだが、過去の作品についても同じように動画集を作成している。もし良かったら他のも見ていただき、興味があればDVD購入して頂きたい。こんな時だからこそ推しの売上に貢献したい精神。私のマガジンはフォローしなくてもいいからDAZZLEのYouTubeチャンネルは登録してくれたらとても嬉しい


このnoteが良かったら下の「❤️(スキ)」ボタンを押してもらえたら嬉しいです(アカウントが無くても押せます)