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アナ雪2 鑑賞レビュー

「アナと雪の女王」の第一作、映画館で観たときにアナに魔法が当たってしまったエルサが泣きだしたシーンで号泣(開始約5分)、「雪だるま作ろう」が流れた瞬間にまた号泣(約10分)、「Let it go」のイントロでさらに号泣(約40分)した私です。アナ雪の序盤で泣きすぎた私が「アナと雪の女王2」を観てきた。

大まかなあらすじは以下の通り。

ある日、エルサは不思議な声を耳にする。彼女を呼ぶ謎の声に導かれ、国から遠く離れたとある森へやってくるのだが、そこは白い霧で覆われていた。あらゆるものの侵入を拒もうとするその霧は、エルサの魔法の力に反応し道を開く。エルサと共に、アナ、オラフ、クリストフ、スヴェンは森に入るが、そこでは次々と不思議な出来事が起こり、エルサ達に危険が迫る…。

前回よりもミュージカルテイストが強めな印象。謎のじわじわ来る空気が否めないシーンもいくつかあった。そしてエルサが前作の比にならない勢いでとてもアクションスターだった。魔法打ちまくりながら猛ダッシュする女王陛下が見られるのはアナ雪2だけ…。

エルサがひたすらに頑張り続けていくこのお話。謎の声の正体とエルサが邂逅したときは、それまでの道のりの凄まじさを吹き飛ばす勢いで「報われた」と感じた。そして結末としては美しいと思った反面、「それで良いのか!?」と言いたくなる感じも若干。

誰かが話していたことなのだが、この映画はアナと他のキャラクター同士の「対話」の重要性が露わになると言っていた。アナとエルサは「対話」を重要としており、お互いがきっちり話をすることでお互いをしっかり理解していく。逆に「対話」をおろそかにするとすれ違いが頻発してしまうという事だ。
そしてアナとクリストフ。彼らは逆に「対話」の数を増やせば増やすほど勘違いとすれ違いが発生する。実際にクリストフの何気ない一言からアナがあれやこれやと考えを巡らせどんどんネガティブな発言をしていくというシーンが幾度となくあった。しかしアナがピンチに陥った瞬間に現れたクリストフは、他に何も聞かず「どうすればいい?」とたった一言だけアナに問うた。結果としてアナが求める最適解への最短ルートを決めることが出来た。

これを見つけた人は凄い。そしてその情報を事前に見ていた為、すれ違いが起こっている様が良く分かった。お互いを理解出来ず苦しむ姿と言うのが、アナを中心にしてエルサとクリストフで全く逆のパターンで発生しているのである。

本来であれば「対話」を行うことは相互理解の第一歩とされている。しかし時に「余計な一言」をついつい入れやすい人などは、この「対話」を最低限にする方が最適解へ導きやすいという事だ。自分が「話し合わなければわからない」と言うタイプなのか、「なぜか勘違いされやすい」と言うタイプなのかで「対話」の重要度は異なるのだろう。

と、人間の対話の重要性などについても語ってみたが別に小難しい話がしたいわけではなく。レビューの最後に言うならば、エンディング後の設定で続きのお話が観てみたい反面、そうなるとタイトルが変わるんだよなぁ…っていう最後でプチネタバレ。

タイトルが変わる理由が分からない人は、是非映画館へ!

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