エアルくんの3D配信を見て
本当に幸せな時間でした。この気持ちを閉じ込めておきたくて、この記事を書いています。
6月16日21時から、にじさんじ所属Vtuber春崎エアルくんの3Dお披露目配信がありました。
記事の写真は、このお披露目配信のスクショタイムに撮ったものです。
まだご覧になっていない方は、ぜひ見てみてください。
さて、配信を楽しみにしていた私は、10分ほど前から待機所で待っていました。
待機所のチャット欄はすでにおめでとうの雨嵐。伝え方がすごくエアルくんの配信に居る人たちらしくて、本当に、本当に3Dお披露目があるんだとなんだか不思議な感じでした。もちろん私もおめでとうを伝えて、買ったホールケーキとちょっといい紅茶を楽しみつつそれを眺めていました。
待機所で待っていた私たちを最初に迎えたのは、いわゆる「提供目」のエアルくん。いや草。横に縦書きで「このあとすぐ!」ってやつ、めっちゃ懐かしいですね。今でもあるんでしょうか?エアルくんらしいな、とニヤニヤしつつさらに待機。
最初に歌が聞こえて、エアルくんの見慣れた顔が映って指が動いているのを見て、私は初めて、エアルくんの中身と見た目がつながったような気持ちになりました。
3Dお披露目を見るのは初めてではなくて、ほかにも熱心に見ていたライバーが3Dになるのを見ていたのに、この感覚は初めてでした。
3Dお披露目という場にそぐわない話かもしれないのですが、これを語らなくては私の感動は伝えられないので書かせてください。
私はすごく好みが細かくて、エアルくんの場合、声と性格はすごく好きだけど見た目はそんなでもないな~というのが率直な感想でした。特に新デフォルト衣装には、私の感じているエアルくんにはなんだかそぐわないような、ぎらつきすぎているような、もやもやとした感情をずっと抱えており、ずっとなんだか好きになれずにいました。
でも、その衣装を着て、立って、歌っているのを見たときに、やっとエアルくんの性格と見た目がつながって、一人の人として自分のなかで受け入れられたような気がしました。
エアルくんの歌には、心にしみいるような不思議な魔力があります。優しく寄り添うような、それでいて訴えかけるような歌詞、メロディ、そして時節映される横顔と閉じた瞳の美しさが、変に見た目と性格を分けたりうがった見方をする自分を取り払ってくれて、無性にまっすぐ向き合いたい気持ちになりました。
光瞬く暗いライブ会場に、配信時には重く派手やかに見えた衣装が自然になじんでいて、ここに立つための衣装なのだと思わされるほどでした。ステージに立って輝くための衣装を着るところまで来たのかもしれない。こんなにファンがいて、こんなに素敵な歌が歌えて……。
あーーーーーーっ指さしてにっこり手を振るのはだめだって!!!かわいいって!!!
急にどうしたと思われるかもしれませんが私の心の動きはまさにこんな感じでした。私が急なのではなくてエアルくんが急にかわいいのです。指さして手を振る動作、ピッと指さしてちょっと止まっててくてく歩いてからの、脇をしめた小さいお手振り、そうお手振りと呼びたくなる振り方……。しかも2回!
ここらへんから、なんか動きがかわいいな……?という、ちょっと邪としか言いようのない気持ちがわいてきました。腕や足が内回転というか、めちゃくちゃ隠さずにいうと「女の子イラストの描き方」みたいな講座で「こういうポーズは女の子らしくてかわいいよ!」と書かれていた特徴をそのまんま備えているのです。これは全くの予想外でした。
スクショタイムに入っても、ささいな動きのかわいさにめちゃくちゃ翻弄されていました。今思うとめちゃくちゃキモいコメントをしてしまった……。
いろんな表情が見れて楽しかったです。ハート目まじ怖すぎん??なんでハイライト消してしまったん??めちゃくちゃ笑いました。
かっこいいポーズをとっているのにいまいちわかっていなくてきょとんとした顔をしていたり、かっこいい顔をしてるのに「んぇ?」みたいな気の抜けた声を出しているのが本当にほほえましかった。それが見たかったんだよな……。
あと玉座でキーボード打つ流れは声出して笑いました。好きだ。
「前々からちょっと行って来いというか、行ってくれみたいなこと……」という導入で、「なんか言ったっけ?」と考えていたらお祓い。3Dお披露目でお祓い行くことある?
リアルロケでびっくりしました。エアルくんが向こうを向いて歩き離れていく背中をみていると、ふと本当にそこにいるような――いやいるんだけどね――気持ちになります。現実とVが融合するような演出大好き。エアルくんの3Dをずっと待ったおかげでこの映像が見られたと思うとちょっと報われた気持ちになりました。神田明神行かなきゃ。ラブライブも好きなのに一度も行ったことがない。
肝心のお祓い、見れなくてちょっと面白かったです。
オリバー教授と長尾くんを呼んでの運動バラエティのターン。仲いいですね~。
この3人がわちゃわちゃしているのを見るとこんなに幸せな気持ちになるんですね。新しい発見でした。雑な競技で焦ったり、疲れすぎて息切れしてたり、色んな所でめちゃくちゃ笑いました。こんなに3Dお披露目で笑うと思ってなかった……。
ストラックアウト3連全部成功もかっこよかったですが、やっぱり印象的なのはシャトルラン。シャトルランって聞いただけでうげ~ってなる嫌な思い出しかない競技で、3Dお披露目でエンタメとしてやるの!?と驚きました。長尾くんとオリバー教授も嫌そうななか、やけに元気なエアルくん。なぜ。
「なんでお前そんなテンション高いの?」
「いやーしんどい思いできるんですよぉ、最高ですね!」
「なぁんでそんなに、顔イキイキしてるの!?」
「あはは!」
「怖すぎるんだけど!」
「いやぁみんなでね、しんどい思いしようね♡」
♡は私が勝手に付け足しただけですが、明らかに、しんどい思いをすることを楽しんでいる。こわ~~~。エアルくん激務に関しては普通に嫌がっていた覚えなので、こういうことをちゃんと言うのを見るのは初めてな気がします。いや、ゲームの縛りプレイとかでセルフエア虐して楽しそうにしてたか……?してたな……。
「初めてこんな目ぇギラついてるの見たわ」
草。
こけちゃったオリバー教授かわいかったですね。終わった瞬間ズベシャアって床にめりこんだエアルくんもかわいかった。直後の「気持ちぃー!」には笑いました。「ドMなの!?」と言われていて、そのセルフエア虐の時の配信でもエアルくんはMで民の意見が一致していたなとふと思い出しました。
あとこのコーナーが終わるころには気づいてたけど、オリバー教授パーソナルスペースが狭くてスキンシップが多いタイプでいいですね。
笑っていたらあっという間に時間が過ぎ、ローディング画面をみながらふと気づけばもうあと少しで終わりそうな時間になっている。本当にびっくりしました。結構時間を気にしながら配信とか見ちゃうタイプなので……。
死んだ目の公務も海外でよく見るあれも、どっちも好きでした。公務のときドクロ出てきたの笑った。
ああ、終わってしまう……という気持ちのなか最後の歌。さみしさを包み込んでそっと幸せに昇華してくれるようなエンディングにふさわしい歌でした。
手を上げるのに合わせて空を見上げるカメラめっちゃ良かったです。演出も落ち着いていて好みでした。推し贔屓のせいかもしれませんが、ライブシーンのカメラワークとかが前に比べてぐっと良くなった気がします。
エアルくんはたまにカメラに顔を寄せたりするのが本当にずるいよね。エアルくんってファンサに抵抗がないタイプだなと感じてはいたのですが、ライブが合わさるとこんなに破壊力があるんですね。毎回心臓がキュッとします。ヒェ……。
かわいくて、かっこよくて優しくて、日常に必要なちょっとのときめきと、声を出して笑う時間と、しがらみを忘れて感じ入るひとときをくれる本当に素敵な配信でした。終わったあとには穏やかに幸せな気持ちが残っていて、そんなところもエアルくんらしいです。私は割とハイテンションとバッド決まってる状態を交互に繰り返すタイプの気持ちの動き方をするので、そういう気持ちになれたのは久しぶりな気がしました。よかった、本当にいい時間でした。
エアルくん、素敵な時間をありがとう。改めてエアルくんが好きだなと実感しました。これからも応援し続けようと思います。
ここまで読んでくださった方も、最後までおつきあいいただきありがとうございました。
水原つえ
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