世界一周の「移」、 について。 【衣(移)食住】
今回は、世界一周の衣食住、「移 (移動)」についてのお話。
▶︎どうやって旅の計画を立ててたの?
▶︎どうやって世界中を移動してたの?
衣(移)食住のなかで、一番大変だった項目。多分一番お金がかかってるし、一番うまくいかなかった項目です。
「移」って勝手に付け加えてますが笑
(衣食住のまとめはこちらの記事から↓)
それではどうぞ。
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✔︎ 飛行機は基本LCC。(世界一周券は使っていません)
世界一周というと「世界一周航空券」を思い浮かべる方が多いかもしれません。今回私たちは、この世界一周券は購入せず、毎度ネットで予約して、フライトチケットを取得していました。
どっちが良いか?は人それぞれ。両者のメリットとデメリットをざっくりまとめてみると…
世界一周航空券 の場合…
○比較的良いサービスを受けられて快適。
○日付けのみの変更は無料でできる。
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△条件や制限が多い。
△発着の場所が限られている。
LCC毎回購入 の場合…
○気の向くままに目的地を決められる。
○巡る国数、ルートによっては総合的に安くなる。
○いろんな国に行きやすい。
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△サービスは最低限。
△シーズンや時間帯で価格変動が大きい。
私たちの重視ポイントは圧倒的に「自由度」。行きたい国やルートもざっくりとしか決まっておらず、会う人のスケジュールに合わせて移動することが多いので、予定の柔軟性は譲れませんでした。
快適さは求めず、移動できれば良いというスタンス。お尻がバキバキになっても…しょうがないと。快適さは割り切っていましたが、意外とイケるエコノミー。航空会社によっては軽食やドリンクが出たり。サービスはまちまちです。
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✔︎ フライトチケットは前(or前々)国で取得。(旅は柔軟に)
柔軟な旅をしたかったので、結構直前にフライトを取ることが多かった私たち。もう来ることはないであろう国もあり、行きたいところに行けなかった…あと1日あれば会いたい人に会えた…みたいな思いをしたくなかったのが大きな理由。逆も然り。滞在期間を長く設定しすぎて、最後消化するだけの日を極力作りたくありませんでした。
やはり直前にチケットを購入すると少し値上がります。気候や会う人を優先して移動を決めていたので、結構くねくねしたルートになってしまいましたが、結果的に快適で充実した旅ができたんじゃないかと思っています。
※注意点
出国や入国の際に、次の次に行く国までフライトチケットの有無を確認される場合があり。
事前にチェックされそうな国を確認していました。私たちは夫婦だったから?なのか、今後の予定を詳しく聞かれなかったり、口頭でOKなことが多かったです。ですが、ひとり旅の男性?は警戒されるのか、その場で急いでチケットを取った、ということもよく聞きました。これはもう運でしかないです笑
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✔︎ 預け荷物は基本しない。(荷物は減らす、着込む)
旅人の中では比較的少ない私たちの荷物。いつも45Lのバックパックにミニポーチを持って搭乗していました。預け荷物が無料だったとしても極力預けないようにしていました。理由は↓。
・LCCのほとんどが有料。
・ロストバッゲージのリスクが高くなる。
・到着してから荷物ピックアップに時間がかかる。
貴重品は入れていませんが、荷物が行方不明になるのはとてもストレスがでかい… アフリカであった人が揃って何人もロストバッゲージしたと聞いたときは驚きました。乗り継ぎがあるときは尚更。リスクが高くなります。届くまで待たないといけないし、取りに行かないといけないし。ポンポン国を移動する私たちには、悲劇。
LCCのほとんどは重さや大きさが厳しめなので、試行錯誤をして切り抜けていました。笑 見た目でOKしてくれるCAさん。頑張って規格サイズの枠に押しこむのを手伝ってくれるCAさん。超過しましたね?と、しっかり課金してくるCAさん…
ヨーロッパは比較的制限が緩い印象でしたが、旅慣れてきた後半…インドでやられました。。万単位の課金。油断してました。
(ここからトラウマになり、結局預けることが増えました笑)
解決策は、着込むこと。捨てる勇気を持つこと。
汗だくになるまで着込んでバックの減量をしたのに…一切チェックされなかったのはちょっと悲しかったです。笑
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✔︎ MAPS.ME アプリ必須。(Googleマップ以上?)
旅中意外と大変だったのが、「目的地に着く」こと。
国境を越えると、電波問題にぶち当たります。SIMを購入し使っていましたが、使えない国もたまにあって空港に着いてから電波を探すことも。そこで活躍したのは、MAPS.MEという地図アプリ。
MAPS.MEの良いところ…
・オフラインでも地図がみられる。
・オフラインでナビゲーションしてくれる。
・容量が小さい(GoogleMapより)。
オフラインで操作できるのはとてもありがたいこと。電波のあるところでマップを事前にダウンロードする必要はありますが、事前に行く場所の位置関係を予習するようになるのでポジティブに捉えていました。
簡易的な表示…最初は期待していませんでしたが、山登りをした際、こんなところまで?というくらいしっかり地図のルートが表示されて何度も助けられました。
旅に行く際は、スマホに入れておきたいアプリです。
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✔︎ スケジュールには半日の余裕を持っておく。(日本ではありません)
日本の「正確さ」って本当にすごいです。多くの地域では予定通りに出発しないことがほとんど。そして慣れない場所での移動はうまく行かないことも多くあります。だから、予定はガチガチに決めずにざっくりと、余裕を持って作っていました。
幸いにも、フライトの欠航は一度もなく、1-2時間の遅延のみ。2日ほど遅れることもあるというインドでは、珍しく時間通りに動くことができました。人と会う日、次の国へのフライトの日は特に余裕を持って。ブロガーさんの情報もとっても参考にしていましたが、日々変化していくため、去年の情報もあっという間に変更されていることが多いです。あくまでも参考ほどに、期待しないことが大切です。
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✔︎ 5キロは徒歩圏内。(メリットいっぱいです)
移動にはいろんな選択肢があります。街中だと、バス·タクシー·トゥクトゥク·徒歩…
それぞれのいいところはありますが、なるべく「歩けるところは歩く」ことをしていました。1時間歩くこともしばしば。歩くことはもちろん無料なので、お金の節約になります。
それだけでなく、実際に歩いてみてメリットに気づきました。
・値段交渉の面倒くささがない。
・いろんなところでいろんな発見がある。
・現地の生活を間近で見られる。肌で感じられる。
・運動になる。
今は配車アプリのUberやGrabが普及して、適正価格でスムーズに目的地に行けるようになってきました。しかし、客引きでは基本、観光客は高値で提案されます。そこからの交渉が、面倒。なら、歩く。
歩いて移動すると、普通さっと通り過ぎてしまうような些細なことに気づくことができます。観光スポットに目がいきがちですが、現地の生活に注目することでその国の国民性や習慣を感じられて面白かったです。
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✔︎ 現地人が使う交通機関やサイトを利用する。
電車やバスの予約をするとき、基本現地のホームページで予約していました。サイトは現地の言葉で書かれていて、手続きをするには一手間かかりますが、今はググれば誰かしら分かりやすく解説してくれています。
日本語の旅行サイトでチケットが売られている場合がありますが、一手間をやってもらう分お金がかかったり(仲介手数料)、観光客価格で高い場合もあります。
また、できるだけ現地人と同じ手段で移動していました。ウーバーやトゥクトゥクで数百円かかるところを、10円以下で乗れる場合も。危険な場合は避けますが、治安も良く情報もある場合はトライするのもありです。判断力と勘を養えます。旅って感じします。
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✔︎ 自力で目的地に行く。(ツアーはほぼ使いません)
旅行サイトではよく、観光スポットのパッケージツアーが売られていますが、(個人では行けない場所を除いて)極力自分たちで予定を組んで自力で移動·観光していました。
なぜか…
・価格が高くなる。
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・(超個人的結論…) 記憶にあまり残らないから。笑
出発し、しばらく旅をして感じたこと。多分、二人とも「観光スポットを見る」ことにあまり関心がない。と。笑 それよりも、旅している時の過程だったり、国ごとに違う生活文化やアクティビティにワクワクする習性あり。知らなかったことを発見したり、面白い!と思う瞬間が多々あります。ハプニングも含めて。観光スポットがつまらないわけではないのですが、写真や映像で見ていた「あの光景」を確認するスタンプラリーになっている感。
一度、日本の旅行会社のツアーに参加して思ったこと。
スムーズに物事が進みすぎる。
景色や情報に対して受け身になる。
日本人に囲まれて外国感が薄まる。笑
もちろん年に一度の友達との旅行であれば別です。その友達と楽しい時間を過ごす!!それが一番であり、ハプニングなんていりません。
ただ、出発からずーーーーっと一緒に行動を共にしていると、物足りなさを感じてしまうのです。笑 (夫がよく言う、「旅に飽きた」感。)
自力で行くことの良いところ…
自由に予定を組める、変更できる。
必要な情報を集めるために周りの状況に敏感になる。
冒険感がある。
自分たちだけの旅ストーリーが出来上がる。
振り返ると、「どこに行った」ということより「どんな人とどんなことがあった」という思い出の方が圧倒的に多いです。自力で行くことで、発見や出会い、そして成長の数が増え、旅の濃さが増すんじゃないかと。
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✔︎ 長距離は夜移動。(1日の有効活用)
世界一周は、移動。移動。移動!の日々。何日もかけて移動する時もあります。移動だけで、結構な時間を使います。
夜移動のいいところ…
・宿代が浮く
・日中の時間を有意義に使える
移動時間は「作業の時間!」と思っていましたが….結局酔う。笑 気持ち悪くなるので寝ることしかできず、「夜移動している時に寝る」というのが一番効率いいなと。
夜行バスには結構乗りました。座ったまま移動するバスもあれば、フルフラットにできるバスも。南米は基本ゆったりシートで足も伸ばせて快適でした。
初めての夜行バスは、ラオスのビエンチャンで。フルフラットで快適?な夜移動の様子をまとめました。↓ (必死に編集した初々しさが出てますw)
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以上、mizugame の「移」スタイルでした。
最初にも書きましたが、「移」って一番難しい。一番疲れる、一番時間がかかる。でも今振り返ると、一番印象に残っていて、一番面白くて、世界一周の「醍醐味」だったなと。
今はスマホが当たり前になって、Googleマップや予約アプリもあります。昔の旅は経験していませんが、いろんな人からお話を聞く限りは、「世界一周をすること」は昔より数百倍、楽になっています。本当に、昔の旅人は、すごいなあ。と。
もっとお金があれば、それこそファーストクラスで飛び回って、早く、正確に、快適に移動できたかもしれません。ただ、お金がなかったからこそ、現地人と近い経験ができたり面白い体験ができたと思っています。
「若さ」という特権を持っている時に、この体験ができてよかった。体力があることは可能性を広げてくれる、日々の生活でもしみじみと感じる今日この頃です。
次は...食!について。
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