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ため息俳句 腋におう

季語の中には、意外なものもある。
「腋におう」というのは腋臭のことであるが、夏の季題である。

むかしむかし、親しくなった人のことだが、その人に始めて惹かれたというか、関心を抱いたというか、そのきっかけは、すれ違いざまにかすかに腋の臭いを感じたと、いうことであった。
親しくなってからは、その臭いをかぐことは無かった。
ちなみに、自分はフェチではありませぬ。

いづれにもにほひはありて夏の夜を

ひんがしに有明けの月腋かほる