ため息俳句 開花遅延
開花もしていないのに桜祭りが各地で始まっている。
我が家の庭の海棠がもうすぐ咲こうとしているが、桜はまだ木の芽のような蕾である。
今年はまだ土筆もみかけない。
昨日、息子夫婦と孫と外で食事をして帰宅し、一休みして、その時の会話のやりとりで、どうやら自分が妻の気に障ることを言ったらしい。
いつもは自分より早く起きて、雨戸を開けたりするのであるが、寝ているふり?をして微動だにしていない。それでも一瞬、息をしていないのではと不安になって、「おい、大丈夫か」と声をかけると、寝返りを打って背を向けた。「生きてればいいんだよ」と言って、先に自分が起きた。
いつもように朝飯の支度をする、おきまりのサラダとトーストとコーヒーとバナナミルク、準備していると、起き出してきた。
そうして、一日ほぼ無言。
そうなると、こちらだってだんまりにかけては一週間だって、へいちゃらだぞと、対抗する。
一日の終わりの今になったのだが、明日の朝はどうするのだと、自問してみる。
本当は、自問するまでもない。
いつものパターンで、なんとなく、会話が回復するのだ。
長く二人で生きてきたということは、そういうことだ。
花なくも諍う妻のあればこそ 空茶
一日、だんまり合戦であったのが幸いしてか、Netflixで「三体」をまとめ見した。原作は、始めの20頁ほどで放り出したのだが。
面白い。