ため息俳句34 蕗の薹
蕗の薹を好む人は多そうだ。
自分と云えば、シーズン中に蕗味噌を一舐め、天ぷらで二つ三つで沢山。今年も春がめぐってきたと、味覚上で確かめられれば十分。
畑の柿の木の根元をぐるりと取り囲むように蕗が生えてくる。蕗の薹がそこいら一面に地面から湧いて出る。今はまだ蕾、紫色の苞に包まれて半ばまどろむ体である。
近隣知人には、この蕗の「薹」も「茎」も楽しみにしてくれている方々がいて、わずかな手間であるが、かけがいがある。
蕗の薹緑は未だ二日月
こんな感じで、春まだ浅い。
昨晩は、新月であった、今夜は二日月の繊月、かすかに光が・・・。