ため息俳句 昼前には、雪になった
昨晩から関東地方は今日の午後から雪になると繰り返し注意を呼び掛けている。
予報のとおり朝から暗い雲に覆われて、いつ降り出してもおかしくないといった様子だ。雪国で暮らす人には笑止のことだろうが、数センチの積雪で生活に支障をきたす。その反面、雪景色にはすこし憧れに似たところがある。いい大人でも、・・・。
しかし、昨日は立春、真冬がぶりかえしたように冷える、こんな日はやっぱり爺ィは炬燵暮らしになるのだ。
さて、正午前から雪になった。
ついつい、ぼんやり眺めてしまう。
淡雪や窓は四角て窮屈だ
なべ焼きうどんにした。買い置きの冷凍なべ焼きうどんに野菜に白菜、椎茸、わかめも添えて、卵を投入し、食べる前に葱と春菊。見た目には野菜煮込みうどん。
温もりぬ鍋焼きうどん精神も
昨日は、「PERFECT DAYS」を観た。
近隣の映画館での上映はないので、利根川を渡って伊勢崎市まで出かけた。 カンヌ国際映画祭で、役所広司が最優秀男優賞を受賞して話題の作品であるが、評判に違うことはなかった。 主人公の平山は、あたかも修行僧のように日々を送っている。仕事は、トイレの清掃である。その他は、起床から就寝まで自分の行い振る舞いを誠実に抑制して、則を越えることがない。
ところで、自分ではトイレ掃除については、したことがないと言っても嘘にならないほどしたことがない。そうとは云え、きれいなトイレは好きなのだ。妻から立って小便はしてはならないと口うるさく叱られるのだが、それでもついついやってしまう、その程度の人間だが清潔なトイレが好きなのだ。 自分の行動範囲はとても狭いものだから、広い世間のことは知らないが、きれいなトイレというと、大抵の美術館のトイレは建築の一部であるからして当然のことではあるが、美しいトイレであること場合が多い。 初めて訪れた美術館や博物館の場合、チケットを買うと先ず、トイレの検分に行く。トイレの鑑賞である。でも、写真は撮らないことにしている。 年をとってトイレが近くなるのは煩わしいものだが、駆け込んだ先のトイレが快適であると、ホッとできる。ありがたいものだ。 平山は「THE TOKYO TOILET」の清掃をするひとである。そのトイレは、https://tokyotoilet.jp/ で見ることが出来る。どれもこれも魅力的で、この映画を観て、トイレ観光に出かけた人がいるに違いないと思った。
また、何をいっているのか。「PERFECT DAYS」について、まじめに書こうと思っていたのに。次の機会に。
まだ、午後二時。大粒の雪になってきた。
ヒヨドリが、食べ残してあった食パンを食べに来ている。
春の雪つれづれに切る足の爪