【IndieGame界隈トピックまとめ】「東京ゲームダンジョン4開催迫る」「マーダーミステリーが商標出願」など|1/12~1/18
瑞牆(みずがき)です。
元ゲーム会社勤務・現小規模ゲーム開発者の筆者が、IndieGame界隈のトピックを毎週木曜日にまとめています。
インディーゲームは"好き"を形にする領域ですが、より多くの人に遊んでもらうためには界隈の情報が必要不可欠。筆者と同じようなゲーム界隈の方が、スキマ時間に直近のトピックスをサクっと追えるマガジンにできたらと思っています。
それでは今週の必見トピックスをご覧ください。
【1】東京ゲームダンジョン4、開催迫る
インディゲーム展示会『東京ゲームダンジョン4』が2024年1月20日(土) ・21日(日)に開催されます。公式サイトは以下。
筆者も気になるタイトルがたくさんあります。
その一部を以下に列挙します。
【2】東京ゲームダンジョン4の筆者の注目タイトル
(1)『Inverted Angel』
クリエイターSCIKA氏による、恋人を名乗る知らない人の正体をインターフォン越しに探るゲーム。ビジュアルもテーマもkawaii、そして危うくて魅力的です。
(2)『トワエデン』
「不幸になると消滅する世界で、友達を幸せにして生き残る」という非常に気になるフレーズで紹介されていた本作。色味もポップで可愛らしいY2K的世界観で注目しています。
(3)『Sauna of the DEAD』
サウナでゾンビを"ととのい"に導くゲーム。コンセプトぶっ飛んでないですか? アウフグース(※タオルで煽ぐやつ)でゾンビが昇天していく様が公開されています。気になりすぎる。
(4)『女装フィッシング』
「川で魚釣り」と「陸で女装して"男釣り"」の2種類の"釣り"が遊べるゲームとのこと。やかましいわ。コンセプトはギャグに振り切れているのに、アクションシーンがやけにスタイリッシュです。
【3】Steamの「最初のレビュー10件の壁」が話題に
インディーゲームを中心にPRするスウェーデンの企業「NeonNoroshi_JP」の記事が話題になっていました。
『STEAM、最初のレビュー10件の壁。レビューが少ないと、存在しないも同然の扱いになる』。恐ろしいタイトルですね。
記事内ではSteamマーケティングコンサルタントのクリス氏によるSteamのトラフィックグラフも引用しつつ、Steamでゲームがリリースされた後、10件のレビューがあるか無いかによって、トラフィックに雲泥の差がある様子が解説されています。
逆にいうと、10件のレビューさえ集めればそれ以外のゲームより遥かに優位に立てるということ。インディーゲーム製作者各位は自分のタイトルをリリースした際には、意識してみてはいかがでしょうか。
【4】『NEEDY GIRL OVERDOSE』2周年
近年の日本インディーゲームの明確なヒット作の一つ『NEEDY GIRL OVERDOSE』。2周年を迎え、キャンペーンや新曲の発表など様々なコンテンツが展開されています。
【5】『ファイナルソード』開発者の新作がスマートフォン向けに配信開始
いろいろな意味で有名になった『ファイナルソード』。その開発者の新作が突然スマホ向けにリリースされました。不名誉な呼び名も多くありますが、作者の熱量が感じられるため多くのファンに愛されています。
新作タイトルは『カジュアルファイト』。価格は無料。
【6】「マーダーミステリー」など6つの商標登録がYouTuber・ヒカル氏などから出願
インフルエンサー事務所・株式会社ライバーの元代表である飯田氏と、YouTuber・ヒカル氏による新会社「株式会社これからミステリー」が「マーダーミステリー」関連ワード6つを商標登録していたとのことです。
人気なジャンルであるためSNSでの様々な反応がありますが、「マーダーミステリー」は2019年に別企業からの商標出願が却下された事例があるとの事実があり、楽観視する声も出ています。
【7】"8番出口ライク"なホラーゲーム『偽夢』が話題に
"8番ライク"、すなわち人気ホラーゲーム『8番出口』のフォロワーとしてリリースされた『偽夢』が、その面白さから話題になっています。
ブーム以降大量にリリースされている"8番ライク"ゲームですが、その中でもクオリティの高さが頭一つ抜けている反響です。
【おわりに】
お読みいただきありがとうございました。
毎週1度ずつ、自分のペースでまとめていけたらと思っています。
連載しながら情報感度や精度を高めていきたく、もし「こんな出来事もあったぞ」「うちのゲームも掲載しておいて」ですとか、ご指摘やご要望がありましたらお気軽に筆者のXアカウントのDMまでご連絡くださいませ。
それではまた次回。