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どっとこどうぶつえん

雨で外に遊びに行けないので娘とドット絵を描いてみた。

ドット絵はファミコン世代にとっては懐かしい表現方法だ。マリオやFFシリーズの、最小の色とパーツで表現されたキャラクターを思い出す。私と同世代や上の人達にとってはレトロな表現方法というイメージがあるが、ピクセルアートというアートの一分野になっている。

子供の遊びにもドット絵が登場する。例えばアクアビーズ。

BB弾に似たカラービーズを専用プレートに並べて絵を描き水をかけるとビーズ同士がくっつく。幼稚園年長くらいから遊べる。

小学生に人気なのはアイロンビーズ。
こちらは小さな管状のビーズを並べて絵を作り、アイロンの熱で圧着する。

娘はアクアビーズが大好きなので、ドット絵を理解してくれるだろうと『どっとこどうぶつえん』を出してみた。

この広い世界のどこかに、ちょっと変わった動物園があるのです。なんと、そこでは動物たちの体が四角でできている。そんな不思議な「どっとこ動物」たちが子どもたちを待っています。さあ、門をくぐって、進みましょう。どんな動物が見えてくるかな?人の「見る力」を応用した絵本です。じっくり眺めてお楽しみください。(Amazon商品紹介より引用)

動物の特徴を抽出して単純化しドット絵で描いた絵本。ここまで単純化しても何の動物かわかるんだ! と、ビックリする。

表紙のグレーの生き物は何?
黒い四角が散らばっているけどこれは何の動物?
答えは読んでみてほしい。

さて、この絵本、4歳くらいから繰り返し読み聞かせていたが、初めて読み聞かせた時、娘はドット絵の意味がわからず首をかしげていた。数回読んで絵の見方のコツがわかり楽しめるようになったが、マネして描いて楽しめるものなのかわからない。(親としては雨の日の室内遊びのレパートリーが増えてほしい)。

方眼紙はマス目が細かく塗りづらいので8マスの国語ノートを渡す。

さあ、好きな動物を描いてみよう!

娘は初め、動物の特徴的な部分をノートの左端から写しはじめた。
表紙のゾウなら黒い目が特徴的なので、目をノートの左端に描く。すると、口や鼻を描くスペースがなくなる。

「たりない」

そりゃそうだ。

「この動物は四角でできてるよね? ノートも四角のマスがたくさん並んでる」

「いみがわかんない」

じゃあ、動物の四角を上から順にノートに写してみよう。
しばらく二人で黙々と写していると、娘が動物を構成する四角を数えだした。

「わかったぁぁっ!」

そこから先は飲み込みが早く、すごい勢いで絵本を写しだした。想像していたよりも熱中して3時間ほどやっていた。
もう少し大きくなれば自分でドット絵動物を描きだすかもしれない。

使った国語ノートはこちら。

方眼紙だとマスが小さくて色が塗りにくいので、子供にはこれくらいのマス目が遊びやすいと思う。1マスが点線で4分割されているため縦16マスとしても使える。

おまけ。
FFのかっこよくてカワイイドット絵が全て詰まった画集。私のドット好き原点。


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