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Photo by
okome_thai
紅をあらう
着物が好きです。ときどきご縁があって、アンティーク着物を手に入れいます。
紅絹という真っ赤な絹を手に入れました。戦前の女性の裏地に使われていた生地です。平織で、向こうがみえるほど薄っぺらいです。正絹(しょうけん)おそらくシルク100%。とてもきれいです。
この生地、色落ちすることで有名なんです。今回お風呂の残り湯で実験しました。お風呂を普通にはって、入浴、その後冷まします。浴槽一杯の水を使い、<どのくらいすすげば赤い水がでなくなるのか>、という実験です。
バケツ、浴槽から水をくむ手桶、炊事用手袋。根気。必要なものは以上です。結果、強烈な赤の色水から薄い色水にかわったものの、あくまで色水のままでした。真っ白な木綿なら極薄く染まるかもしれません。
おまけ
絹は<水に弱いので、絞ってはいけない。つけおき洗いする>と言われますが、色落ちする生地をそのまま使うわけにはいかないので、かき回しました。最初の5回くらいで手がうっすら染まりました。
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