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hirooka_d
「孫が母校に入れないのは悲しい」祖父の訴えに「帰れよ!」
これは公立高校の共学化問題でゆれている埼玉県の浦和高校で、今年一月件教育委員会が開いた共学化に関する意見聴取会での出来事だそう。集まったのは生徒とOB。男子校なので女性はいません。
みだしは私が考えたもので、正確にはこのような発言でした。
「孫娘が浦高という素晴らしい高校に入れないのは悲しい」などの賛成派の発言は「帰れよ! うるせえな」などとヤジを浴びた。
意見聴取会なので賛成派も反対派も意見を述べていいはずですが、この記事の通りならひどいです。
私は共学派ですし浦和高校の卒業生ではありませんが、伝統校には伝統校としてのふるまいや矜持があるはずです。
伝統校の矜持はどこへいったのでしょうか。
とても悲しくなって、この詩を思い出しました。
汚れつちまつた悲しみに……
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の革裘(かはごろも)
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気(おぢけ)づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところもなく日は暮れる……
引用中の()の記号は私が付けました。
この詩は失恋を歌ってるともいわれますが、今日の気持ちにこれ以上あう詩は思いつきませんでした。
おまけ
未来のために冷静に行動してほしいです。
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