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機械仕掛けのセンチメンタル~からくりロボットエリー~

ゲームは人生でたしなむ程度にしかやっていない。

が、ドラゴンクエストは昔から大好きだった(といいつつ8以降していないのだが…)

ゲームとしても面白かったが、ドラクエの世界の中でそれぞれに交差するストーリーが面白い、と感じる人もきっと多いのだと思う。

中でも心に残っているのは、ドラクエ7の機械仕掛けのメイドロボット「エリー」の物語だ。

ご存じの方も多いと思うが、さっくりと説明すると、

「婚約者を不慮の事故で亡くした男は、死ぬことのない存在である機械人形に興味を持ち開発に携わるようになる。

その男が失敗を重ねて作り出したのが、メイドロボットのエリー。エリーをめぐる村人の対応に人間不信になった男は、エリーとともに研究所にこもってしまう。

やがて男は死に耐えてしまうが、「死」という概念がないエリーは男が元気になるようにと亡骸の横で食べてもらうことのないスープを作り続けている…」

※記憶+調べながら書いたので異なる内容があった場合はご容赦を…

礼儀正しく機械が動くさまを見ると、たまにとてつもないせつなさを感じる。延々と続くルーティン。

機械に心はないかもしれないが、淡々と、プログラムされたことをこなす姿に健気さすら感じる。スチームパンクの世界や、工場が好きなのは、そこに何かしらそういったセンチメンタルを感じ取っているからかもしれない。


#心に残ったゲーム #ドラゴンクエスト

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