はがき絵の着色は簡単に
エンピツの線からはみ出しても構わないので思いっきり塗ってください。
鉛筆の線は目安です。
但し、一筆一筆丁寧に絵具を置くような気持ちで塗ってください。
紙が濡れている内に絵具を差していく(ウエットインウエット)や、乾いてから塗り重ねる(ウエットインドライ)などの技法でいろんな色を作り出します。
色は少々濃いと思っても乾くと薄くなります。色を塗るというより色を置くといった感じで丁寧に着彩してください。
チューブから出した絵具の色は鮮やかでやや派手ですが、混色で作った色は落ち着いた色になります。但し、パレットや紙面でやたらこねくり回さないこと。色が濁ります。
混色しすぎると濁ってきますので混色する色の数は3~4色程度にします。
その他塗った絵具を剥ぎ取る、水をほとんど使わずこすりつけるように塗り込むドライブラッシュ、チューブから出した絵具をパレットナイフで塗り込むといった描き方もあります。これは好みです。
色を間違えても心配いりません。
きれいな水を筆に含ませ絵具を洗うようにやさしくこすって色が浮いてきたら布かティシュでふき取ってからまた新しい色を塗ります。
どの色で塗ったらいいのかわからない方は、例えば黄色いレモンを描くならあなたが好きな色を塗ってみてください。
そして陰が青く見えたら青色を少し差してみてください。つまり混色して新たな色を作っていきます。
同じ色を再度作ろうと思っても簡単には作れません。混色表を作ってみて常に研究してください。
また、どの時点で完成として筆を置いたらいいのかは大変むずかしいものです。これも経験を積むしかありません。
オイルパステルや色鉛筆を使う時は、これらの画材は油性ですので水分をはじきます。
水彩を先に塗ってからその上に描きますが、先に線描きした上に水彩をかけるとまた面白い表現ができますので色々と挑戦してください。
はがき絵 大阪中之島中央公会堂