【西郷さんとシドニー 3】今も生きている

西郷さんが生きている…!

秋晴れのシドニーの空を見上げ、心の中で叫ん


西郷さんは今もたしかに生きている。

そして皆に影響を与え続けている。

人と人とを繋ぎ続けている。



昨日、「西郷さんとシドニー」1、2話を投稿した。

西郷さんに紹介した、食品会社Mum’s Foodの社長である友人のお母様にリンクを知らせたところ、心温まるメッセージが届いた。


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涙が出てきたよ!


私は一度もお会いできないまま日本に帰られたけれど、私にも宝物のお言葉を頂きました…

みずえちゃんが側に居てくれて、いつもながらの無償の思いやりで、このシドニーでの滞在が出来たこと…
たくさんの心温まる時間を過ごすことが出来たこと、よくわかります。
なんて輝かしい時間を過ごすことができて、さぞかし奥様の明子さんも幸せだったことでしょう…


いまだに毎日テレビに西郷さんが大活躍しています。

とても素敵な大スターは絶対私の前からいなくなることなんてないのです。


奥様にも大切な大きな愛を残されての旅立ちだったことでしょう。
ずうっと、しっかり抱きしめて色褪せることなどない思い出を大切に、西郷さんが見守っていらっしいますから、元気にお過ごしください、とお伝えくださいね。

私からもありがとうを言わせてください。


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Mum's Foodの社長、アリさんはロックダウン中のシドニーで、西郷さんと明子さんがオーダーされた食品を届ける際、お母様、せつこママの手作りのお漬物などを共に差し入れしていた。


日本を遠く離れ、慣れない異国の地での療養はいかばかりかのストレスもあったに違いない。

できあいの日本食材の中に、心温まる懐かしい「おふくろの味」はほっと心を和ませたことだろう。

西郷さんはせつこママへの感謝と労いの言葉をアリさんに託されていた。



「西郷さんとシドニー」

この連載は4ヶ月の滞在の1日目を書き終えたばかり。

たったの二話を多くの西郷さんのファンの方達がTwittterのシェアから読んでくださった。

高評価をくださった方たちのプロフィールを見ると西郷さんの大ファンであることが分かり、とても暖かい気持ちになった。


たくさんの方が西郷さんを長く支持し、こうしてご縁を繋いでいる。


まだ始めたばかりの連載で、私自身はもちろんのこと、ご婦人の明子さんやせつこママ、ファンの方達を暖かい気持ちで包んでくれている。



西郷さんが生きている…。



西郷さんは傾聴に優れた方だった。

人と丁寧に向き合い、よく聴き、そしてご意見をくださっていた。

日本のことを、社会のことを、政治のあり方をよく考えておられた。


「残すのではなく繋ぐこと」


子孫に財産を残すより知恵を繋ぐ。

そんな私の過去のブログの投稿について、私が一方的に話しているのをじっくり聞いてくださっていた。

西郷さんは百も承知で、傾聴していたのだろう。


今もなお西郷さんがご縁を繋ぎ続けているのを感じ、身を以て何かを伝えてくれているような気持ちになる。



西郷さんとの思い出を書き進めるにあたり、ふと空を見上げることしばしば。そして問いかける。

「西郷さん、何を書いて欲しいですか。何を伝えたいですか。」

願わくば、この連載が西郷さんからのメッセージを伝えるものであって欲しい。


暖かい人の思いやりを感じながら、西郷さんがこのヨットハーバーを好きだと言っていたことを思い出す。

シドニーの秋晴れにきらめく太陽を見上げ、心に叫んだ。


「西郷さん、ありがとうございます!

読んでくださったファンの皆様、ありがとうございます!」

顔が自然とほころんでいた。

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ミシェル・フナコスキー
日々の気づきを大切にし、それをできるだけ多くの方とシェアできたら嬉しいと思っています。サポートしていただけるととても励みになります。