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失敗慣れが成功の鍵

一般的に世に出回るのは成功者のサクセスストーリーだ。
我々一般人はそれを求め、真似ようとする。
しかしながら成功体験を真似ただけではその成功者に後続することはない。

成功者が成功したその背景には、数々の失敗をし、失敗慣れし、更に多くの失敗をしても挫けずしつこく継続した過去がある。


むしろ私は成功者の数々の失敗を知りたい。
今は成功し、輝いているその著名人でさえ、悔しく惨めな体験をした時期があると知れば、自らの今の失敗が未来の結果ではないのだと勇気が湧く。


うまくいかない時期には失敗という妄想に押しつぶされそうになるものだ。失敗を乗り越え、挫けず継続した先の成功は信じがたいもの。

初めての失敗には傷つき心が折れそうになる。
期待通り行かない結果に情けなく悔しい思いをする。
しかし、何度か繰り返すと、失敗が気にならなくなり、失敗慣れするものなのだと気づく。


そもそも失敗は存在しない。
ただ、期待通りの結果に至らないだけのこと。
行動を起こした時点で自らの経験値は上がる。
それだけでプラス。
すでに自らを高めることを達成、成功しているのだ。

そして、実は期待通りの結果に至ったとしても、そこで成功したと完全に満足することはない。
側からは成功に見えても、本人にとっては通過点でしかない。更に高みを目指す者にとって、成功は常に未来のビジョンにしか存在しないのだ。
成功者を成功者たらしめるものは「常に持ち続ける最高のビジョン」。


記事を書くにあたり、私が尊敬する、誰もが「成功者」と認めるある上場企業の創立者である知人に質問をした。

「何を達成した時にご自身を成功者と感じましたか」

「その感覚はありません。
何故なら僕は稲盛さんの成功の定義を信奉してるからです。
それは、いっときの成功はあるかもしれないが、本当の成功とは、その成功を持続し続けることだから。つまり生きてるうちは、持続し続けることなので、死ぬまでわからんということ。」

との返答だった。


今は思った通りにいかず、情けなく悔しい思いをしても、恐れず諦めず、失敗を続け、「常に最高の結果を期待し」、挫けることなく継続すれば良い。いつか好転の時期が来た時、様々なことが繋がり動き始める。
その時期はもう目の前まで来ているかもしれないのだ。
いかなる結果であれ、とことんやった自分に満足する時が来るだろう。


失敗を怖れ、何も始めなければ未来の成功の可能性は0なのだ。
種を蒔かなければ何も育つことはない。


起こってもいない未来への不安に負けるな。
他人の評価はどうでも良い。
やりきった自分を誇れるなら人生は成功なのだ。

日々の気づきを大切にし、それをできるだけ多くの方とシェアできたら嬉しいと思っています。サポートしていただけるととても励みになります。