きららジオの聖典を作ろう
この記事は、まんがタイムきらら Advent Calendar 2022の12日目の記事です。
その他の記事・作品についてはこちら
この記事内で引用する画像等は、芳文社/きららファンタジア製作委員会の著作物です。なお、見出しその他で用いている画像は全てきららファンタジア公式Twitterによります。
⚠以下の目次は非常に長いので開くときは注意⚠
はじめに
ファンタジみ溢れてるぅ~?
突然のサービス終了のお知らせに落胆した日から、はや1か月以上が過ぎ、すでに次の年の足音が聞こえる季節になっています。Advent Calendarの各記事・作品も着々と発表されており、読みが甘く、大幅に遅刻してしまったことを大変申し訳なく思います。いつのまにかクリスマスまでのカウントダウンというAdvent Calendarの趣旨から外れる瀬戸際にまでなってしまいました。
年末といえば、周年イベント→周年記念イベント→クリスマス→年末年始とクエスト周回に限定召喚に新機能や新しいシリーズのキャラなど、「神」一同にとってかなり慌ただしい期間でしたが、まさか終わりが来るとは思いもせず。露骨に開発に手が込まなくなってきているとは感じていましたが、細々と続けていくタイプなのかなと楽観視していたので……。
記事の趣旨
さて12月11日に、アプリきららファンタジアはめでたくリリース5周年を迎えました。
5周年、サービス終了とニュースが相次いだこともあり、この記事を書こうと思い立つきっかけとなったこのAdvent Calendarや他のテーマのAdvent Calendarにも、きららファンタジアを題材にした記事が様々投稿されています。
どれもこれも、まんがタイムきらら、そしてきららファンタジアへの愛に溢れていて、勝手に私と皆様はパスが繋がってるんじゃないかと思ってしまうほどです。
本記事は、内容、クオリティともに皆様の記事と比べて、稚拙な文章で至らない点が多いですが、どうか寛容な気持ちでお付き合いください。
本記事につきましては、「きららジオの聖典」をまとめたものとなります。これらについて詳細は後述しますが、内容は主に声優のファン向けとなります。
ラジオコンテンツ自体がまんがタイムきららとは直接関係ない派生ではありますが、特に「きららジオの聖典を作ろう」のコーナーは、他所ではなかなか聞くことのできない、声優さんの個人・内面に迫った深い話がたくさん聞けたとても良いコーナーでした。自分のためのみならず、出演された声優さんのファンの方のためにも、貴重なお話を残したいという想いから、この場を借りてまとめ、聖典とさせていただきました。
目的の声優さんの分のみを読みたいという方は、ページ内検索で「声優の名前」「キャラ名」「作品名」のいずれかで検索して飛ぶのがオススメ。
ただし、キャラ名と作品名については、ゲストとして呼ばれた際の名義によります。
※サービスの終了にともない、きららジオのアーカイヴも11月時点で新規登録・更新が終了となりました。当初は、聖典に残したい一言とともに、そこで話された関連する内容の要約も合わせて残すことを予定していましたが、不手際により完全な形での公開を断念せざるを得ず、要約も含めて完全な形で作成できたのは、#1~#32までの17名分のみとなっており、それ以外の方は一言のみとなっていることをご了承ください。
私の不手際もありながら完成に漕ぎつけることができたのは、上.海鮮丼@きらファンありがとう(@KMA_JoKaisendon) さんの協力が無くてはなりませんでした。この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
きららジオについて
番組情報
楠木ともりのきららファンタジアラジオ
配信時期:2018年4月13日~2020年9月25日毎週金曜日(全129回)
配信時刻:20:30~21:00
配信媒体:Abema TV(AbemaRadioチャンネル)
アーカイヴ配信:なし
楠木ともりのきららファンタジアラジオ極!
配信時期:2020年10月2日~2022年11月4日毎週金曜日(全107回)
配信時刻:24:30~25:00(2020年10月2日~2021年10月1日)
22:00~22:30(2021年10月8日~2022年11月4日)
配信媒体:ABEMA TV(ABEMAアニメ2チャンネル)、OPENREC.tv
アーカイヴ配信:OPRNREC.tv有料サブスク(※サブスク登録は2022年11月末で終了)
おまけ番組:本編放送後、ミニコンテンツ「楠木ともりのもうちょっときららジオ」がOPRNREC.tv有料サブスクチャンネル内にて配信
ゲスト一覧
後に作成・公開予定(無印きららジオからの分を予定)
「きららジオの聖典」コーナー
毎回のゲストから、座右の銘や何かの極意、心にグッと来た言葉を一言いただき、「きららジオの聖典」としていつまでも保存する――という趣旨のコーナー。
声優を始めるきっかけや仕事をする上での心構え、生きる上、人生を歩んでいく中で大切にしている言葉などを詳しく語ってくれる。5~10分程度のコーナーでありながら、ゲストの内面に深く迫り、その人に対する理解がより一層深まる、有料コンテンツであるものの、非常に好評のコーナー。
「聖典」とは
女神ソラが観測するのはまんがタイムきららの作品の世界(たまにきらら以外も)で、主人公・きららが「コール」と呼ばれる伝説の魔法を使うと、クリエメイトはエトワリアに召喚される。コールやコールされてエトワリア世界に滞在している間での出来事は、原作世界に影響しない。エトワリアにコールされる際の原作時空は様々で、変動することもある。
神(きららジオ用語)
無印きららジオ#25(2018年9月21日放送)で、楠木とゲストの高野麻里佳が名付けた、きららファンタジアプレイヤーの呼称。
冒頭のトーク(お便りから?)から数分で決まったものであるが、意外と長い間定着し(当時はラジオもこの9月で終わるとか言われてたのに)、ラジオやイベントでも注釈なしで最後まで使われた。
#1、#2 田中真奈美
(きんいろモザイク:アリスカータレット役)
訳すると「まぁ!」みたいな意味。とにかく万能で、イギリスの人はよく使う。
「おめでとう!」の「Oh, dear!」や「かわいそう」の「Oh, dear」、誰かを慰める「Oh, dear…」など。
1年弱のイギリスホームステイの間も、ホストファミリーとの会話で日常的に使っていた。何か落としたら「Oh, dear」、何かもらったら「Oh, dear!」など、Thank youよりも頻繁に使っていた。
Wow!やOh my Godより、Oh, dear。
#3、#4 新田ひより
(おちこぼれフルーツタルト:桜衣乃役)
プロ野球選手・監督など野球界で長年活躍したノムさん(野村克也さん)が残した言葉。ノムさんは、金も名もあるが、プロ野球の監督などの多くがノムさんの教え子であったりと、すごく納得した言葉。
周りの声優の先輩方も、すごい人の周りには人がいて、すごい人には人が付いてくると感じ、「なるほどノムさん!!」となった。
自身は、仕事をする上では挨拶を大事にしている。こういう時期(※配信当時は2020年10月23日。コロナ禍で行動制限などが残っていた時期)で制限が多いが、その前は「お願いしますッ!」というのが大事だと思っている。
声優を志したきっかけは、水樹奈々など、声優が歌手活動などで表に出てくる時期で、「私もアニメの中の世界に行きたい!」と思ったこと。
人を残す人になりたい。人見知りで、ラジオなどでそう語っているが、友達を作る努力や、先輩として振舞えるようになりたい。
#5、#6 指出毬亜
(恋する小惑星:猪瀬舞役)
指出が声優を目指そうと思ったきっかけの言葉。
小さい頃から舞台に立ちたくて、小1の頃から舞台の子役やミュージカルのオーディションを受けていたが、受かることはなかった。
高校生のときに初めて、姉の知り合い伝手に初めて舞台に立ったが、母親に「あんたの声浮いてたよ」と言われた。中学生の頃はすでに自分の声にコンプレックスだったが、そのときの母親の言葉をマイナスに捉えてはいなかった。
舞台では声は浮いて世界観に合わないが演技はやりたいと思い、声優ならいけるかもしれない、と将来の方向転換をすぐにできたとどめの一言。
楠木は、指出の声をたびたびいじっているが、かわいい役で高音を出すときに、無理に出してる感が無く、すごいと評している。
自分の特徴的な声で得したなと思ったことは、一般公募のオーディションなどを受けたときに、「演技はまだまだかもしれないけど、声質はすごくいい」とたくさん言われたこと。それまで「変だ」と言われコンプレックスだったものが武器になることが嬉しくて、声優業界に入れて得したと思い、自分の自信にもつながった。
舞台のオーディションはずっと受けながらも落ち続け、自信がなかったが、その一言で希望の光が見え、「これしかない!」って進んだ道で、舞台から声優への方向転換は、決して後ろ向きではない。
普段はポジティブというよりも、常に最悪を想定してしまうネガティブだが、その最悪の事態が起こらなければいいと、ある意味ポジティブ思考。
もともと舞台を目指していた理由は、姉が2~3歳の頃からモデルの事務所に所属していたなど、多くのことを経験していて、自身もその後についていく形で、舞台をやりたいと思うようになった。
「一回挫折してもそこがゴールじゃないから、まだどこかに絶対道はあると思うので、諦めず、道を見つけて進んでいってほしい」
#7、#8 立花理香
(こはる日和。:橘ニナ役)
昔お世話になった先輩に教えてもらった言葉で、どの言葉も思ったときに言うのが一番効果がある、明日世界が爆発するかもしれないから、思ったときにすぐ伝えないとだめよ、と言われた。
アイドルの卒業や解散などの際に「好きだったのに」と言うのではなく、「推しは推せるときに推せ!」。
「おぅ立花、機嫌よくやってんのか~」
新人のときにお世話になってたスタッフのフランクな挨拶の言葉だが、普段勉強や仕事や楽しいことばかりじゃないけど、機嫌よく、楽しんでやった方がいいと思い、なるべく色んなことは楽しんでやろうと心掛けてる。
声優を目指したきっかけは、元々アニメやゲームは好きで、せっかくだから好きなことを仕事にしたいと思ったこと。専門学校や養成所などに通うことなく声優になった。
基本的なことも教わらず業界に入ったため、声優になった現場で苦労した。最初の頃に、現場ではスタッフがマイクで指示を出すものだがうまく聞き取れず、へ??と返してしまい、態度が悪いと注意され、恥ずかしい思いをした。
#9、#10、#39、#40、#81、#82 松井恵理子
(きららファンタジア:ポルカ役)
上京した当初は、シャワーだけで済ませることも多かった。もともと風邪をひきやすい体質だったが、意識して湯船にゆっくり浸かると、リフレッシュされ、気持ちの面でも上向きになれる。
4年前(※配信は2020年12月4日)に新しい家に引っ越したときに、湯船に浸かろうかな、と思って実践したときから意識し始めた。
入浴剤は、ユーカリやアロマなど、森っぽいものが好き。
#11、#12 髙橋ミナミ
(まちカドまぞく:リリス役)
日々の実感として、色んなことを「ああ、あのときやっておけばよかったな」って後悔するより、やって「やんなきゃよかったな」って思った方が、後々思い出したときに、自分の心のスッキリ加減が違うため。
声優をなろうと思ったときも、もともと芝居をしていたわけでもなく、興味が出たときにやらなかったら、きっと会社員をやってて「ああ、あのとき挑戦しておけばよかったな」と思うが、今声優をやってみんなの元に声を届けられるのも、そこで挑戦したおかげ、行動を起こしたおかげだから。
芝居の現場でも、アフレコの本番の前にテストで挑戦してみてもよかったのに、と思うことが何回もあったから、基本的に、一回やってみて、ダメだと言われたら反省する、やってみる・とりあえず挑戦してみることを心掛けて生活している。
小さいときは、悩んでやらないということが多いが、大人になって、声優になったから余計、挑戦してみる方がいいんだと感じた。
普段周りからは前向きなように見られるが、すごく落ち込みやすい。人からもらう1個1個の言葉で落ち込んでしまう。それでも常に落ち込んでるわけにはいかないので、自分で自分の機嫌をよくする術を学んだ。
毎日、幸せなことを見つけたらメモをして、辛いことがあった日はそれを見返して「昨日の私はこんなにハッピーだった!てことは今日の私もきっとハッピー!」と自分をマインドコントロールしている。
ファンの人からの言葉はすごい嬉しく、ファンレターは大好き。
声優を目指したきっかけは、ハリーポッターに憧れて魔法使いになりたかったこと。ミュージカル俳優や海外に行くことも考えたが、変身したり、色んなものになれるのがいいなと思っていたときに、友達に声優という仕事があることを教えてもらい、天職を見つけたと思って目指した。
#13、#14 和久井優
(三者三葉:西川葉子役)
誰かに言われたわけではないが、小学校のときに言葉を調べる時間があり、そのときから一番気に入ってる言葉。
オーディションのときにも、リラックスして笑ってるときの方が受かる感じがする。やろう!って思ってやると、固まって身体も緊張してうまくいかないが、リラックスして、あはは!って笑うぐらいの気持ちでやると、芝居も上手くいってる気がしなくもない!
緊張はしてしまうが、年を重ねれば重ねるほど、ドキドキできる機会は減っていくものだと思っていて、このドキドキを大事にしようと思っている。25歳(※配信は2021年1月8日)になって、20歳のときはこれドキドキしてたのに、落ち着いちゃったなと違いを感じるようになってきた。今ドキドキできるこの環境は、かけがえのないものなんじゃないかと思って、無理に精神を落ち着けるより、受け入れる。
#13、#14 前田佳織里
(きららファンタジア:うつつ役)
スマホに保存してる、とあるボクシングアニメのセリフ。自分で練習とかしているときに、やってて段々不安になってしまうが、いやそんなことはない!私の目標としているあの方たちは、みんな絶対努力してきた!と励まされる。
そのアニメを見たときがすごい悩んでた時期で、このセリフが刺さった。スポ根アニメが好きで、すごい熱いから自分も頑張ろうという気持ちになる。
「才能ねえやつが諦めよくて何が残るってんだよ」など、セリフをたくさんスマホに保存している。
努力が結果に繋がらなかったとしても、絶対無駄じゃなかったと思う。自分が選択してその努力をしているなら、悔いはない。頭使わないと無駄にはなるが、真剣に頭使って努力すれば無駄にはならないし、信念を持ってやっているその気持ちが運を呼び込むと思っている。
オーディションのときは、無理に笑うんじゃなくて、自然体でリラックスしてる。
最近の仕事のルーティーンとして、最初からいきなり声を出すのではなく、軽く肩の力を抜いてやったりとか、現場で野球の素振りをしてやる人を見て、自分もやってみようと思ってやるようにしている。
どこでも自然体なのは、オーディションではライバルがいると緊張してしまうので、この役を一回任された本番だと思って臨んでいるから。そうすると自分の持っていった色を迷いなく出せる。
#15、#16 金子有希
(はるみねーしょん:坂本香樹役)
京都に別の作品のキャストたちと遊びに行ったとき、そこで引いたおみくじが、3か所で引いて全て大凶だった。そのときに舞台で一緒だった阿久津愼太郎さんにその話をしたところ、「大凶ってめちゃんこ良いんだよ!凶の字の中にはカタカナの"メ"があって、その"芽"がこれから芽吹くだけ、これからいいことしか起こらないよ」と言われ、それから凶が出たらラッキーと思うようにしている。
自分の運が良くないと思うときがない。人に言われてちょっと嫌だなと思うことはすごく根に持ってしまうが、次会ったときも普通に接することができるタイプで、終わったことにできる。
落ち込んだ時などに特別気分を上げるためにすることはなく、食べたいときに食べる!寝たいときに寝る!ようにする。自分で自分のご機嫌取りはせず、いつもご機嫌でハッピーな人でいる。
#17、#18 井口裕香
(きららファンタジア:シュガー役)
20歳になったときからお酒が好きで、最初からビールも飲めて、日本酒も好き。アルコールにも強くて、酔っぱらってヘマをしたことが今までなかった(※配信は2021年2月5日)。だけど、30歳越えて、ついに記憶をなくしてしまった。一度でいいから記憶をなくしてみたいと言っていたが、記憶なくすって本当に怖い話だと思い知った。
そのときの記憶は断片的で、私有地でゴロンゴロンしてたり、翌日太ももに謎の青アザができていたり。一度は経験しておくべきだとは思ったけど、早いうちがいい。
20歳になる前は、記憶なくすまで飲むとかありえない!とか思っていたが、そんなつもりはないんだこちとら…気付いたら記憶がなくなっている。
29、30の頃は、大人の年齢だからと肩肘張ってたが、32ぐらいになってから、みんなしっかりしてるし、大丈夫っしょ!大それたこと考えなくても世の中回ってく!って思ったら、こんなことに……。でも、楽しむことは増えて、余裕は出てきた気はする。
#19、#20 山田唯菜
(アニマエール!:有馬ひづめ役)
学生時代所属していたバレーボール部の顧問から言われた言葉。大事な試合の前に、ネガティブになってたときに、「自信というのは、自分を信じることなんだよ。信じられる自分になるためには、努力とか、勉強とか、それまでの過程が無いと信じられないでしょ。あなたはそれをしてこなかったんですか?」と言われて、そんなことない!と自分を信じることができて、試合にも勝つことができた。
バレーボール部ではキャプテンをやっていたが、チームのみんなとギスギスしちゃったりとか、精神的につらいときはあったかもしれない。逆によかったことは、諦めない精神、スポ根のド根性は今でも残っている。あとは体力は、今は落ちてるけど基礎の部分は残っている。
楠木も、アニマエール!のコンテンツ内でも、体力があって、根性もあって、弱音を吐かないで、明らかに運動部の人だなと感じた。
声優は、中学生のときに見てたアニメに出てた声優がすごいなと思った。辛いときにアニメに助けられてた。
声優になるときに、地方出身だから自分では気づかない訛りが出て、新聞を音読するなど標準語を喋る勉強をした。
舞台でライブをするようになってファンの人から声援を受けたり、感想をいただいて初めて「声優になったな…」と感じた。ライブのときに舞台に立って、すごい数のサイリウムを見たときに、「私今舞台の上に立ってる…声優なんだ!」って気持ちが忘れられない。
自信を持つために、家で自分のリハをやっている。声がすぐに起きないタイプだから、収録の3時間前には起きるようにしている。
#21、#22 五十嵐裕美
(桜Trick:南しずく役)
若いときから、「五十嵐さん、気にしたらダメですよ」と言われてきた。最初はそれが出来ないんだってば!と思っていたが、年を重ねると、気にしないのが一番、気にしないのがいいんだな、と段々レベルが上がってくる。なかったことにする。
できるようになるまでは、落ち込んだり、人から言われたことにいちいち腹立てたりとかしてた。だけど、全然気にならなくなる。なんかありましたっけ?と、記憶を改ざんして思うようにしている。脳は信号なので、新しい信号を送ればいい。
嫌なことの積み重ねでこうなっていく。オーディションとかも、なかなか決まらないから、受けたそばから忘れるようにしてる。そしたら、「今回はごめんなさい…」と言われても「受けたっけ…?」となる。
原作が好きな作品で、オーディションが来なくても、自分の世界線ではアニメ化してないので、「え、アニメ化してないっすよ!?」と言ってる。
#23、#24、#107 高野麻里佳
(きららファンタジア:ランプ役)
声優業界を目指したきっかけ、憧れの存在が大谷育江さんで、そういうマスコットキャラクターみたいな声優になりたくて目指した。同じ事務所にも入って、実際に会う機会があって、挨拶でそのことを話したときに、大谷さんが「あーそうだったの。なんか人生狂わせちゃってごめんね」と。人柄が優しくて、大きい方だなと改めて思った。
自分が選ぶ道は、誰かのせいとか、誰かのおかげとかじゃなくて、後悔しないように、誰かのせいにしないように自分のせいでこの道に来たって思うようにしてたので、そう言われたときに、自分も誰かの人生を左右するような機会があるかもしれないと思った。そう考えたら、人生狂わせちゃってって言われても、後悔しないくらいの大きくて素敵な人になろうと思った瞬間だった。
マスコットキャラクターには、いつもそこにいてくれる安心感があると思う。国民的キャラクターとなると、話題にも出しやすいし、誰かと一緒に繋がってられる感覚になる。両親や祖父母との共通で盛り上がれる対象で、そこに救われてきた人生でもある。自分がそういう声優になれたら、誰かの生活だったり人生を彩るひとつになれるかなと、目標のひとつでもある。
夢ややりたいことを、年々、なんだっけとなることが増えてしまう。最初はやりたいと思っていた仕事も、段々やるべくしてやること、やらなければならないことと作業化してしまう自分が嫌になってしまう。そのときに、夢とか、この業界に入った理由ってなんだったっけ?と思ったときに、家族に音読を聞いてもらうのが好きで、自分が読んだ作品や伝える言葉で誰かが笑顔になってくれること、それが一番だなって思う。今こうやって声優を続けたり、アーティストデビューをするきっかけがあったりするのも、誰かを笑顔にするためって今も思って活動している。
アーティストデビューをするときに、自分についてすごく考えさせられた。何年も前から話はいただいていたが、声の仕事と歌の仕事は、イコールでつながらないことも多い。最初からやりたいって思っていたら、やらないって手段もないが、自分の場合、表に出ることや舞台に立つことは想像してなかったことだった。改めて、ステージに立った方がいいのかな、立たない方がいいこともあるんじゃないかとか色々考えた。
ここ1、2年ですごく考える機会があって、でもそういうのって、転機があったときに考えるのではなく、ふとした拍子にいつでも答えを見つけられるような自分でいたいなと思うことがある。
最近そう迷っていたときに、マネージャーから「迷うことって絶対に悪じゃないんですよ」って言ってもらって。迷うと自分が一番焦っちゃうし、みんなのことを考えれば考えるほど正しい答えが分からなくなるけど、「迷ってるときって、絶対に必要な時間だから大丈夫だよ」って言ってくれる人がいた。
#25、#26、#77、#78 白石晴香
(あんハピ♪:雲雀丘瑠璃役)
(アニマエール!:牛久花和役)
とても尊敬できる母親の言葉。悪いことも良いことも、人にしたことは自分に返ってくるというのは、その母親の大事にしてきた考え方で、都度都度そういったことを教えられてきた。だから、自分もそういった生き方をしたいと思った。
なるべく、人の力になれることがあればしたいし、悪いことはしたくない。嫌なことがあっても、人に悪口みたいに話すより、ラジオで話すように、明るく楽しく。
母親とは、最近(※配信は2021年4月2日)、自分の出てるアニメを配信サイトで全話一気見してくれたり。天然な部分もあり、チャーミング。
(本編の「コールしてください!!」のコーナーで、自分は、良くも悪くもあんまり人を否定しないで受け入れる、いいところを見つけて肯定すると言っていたが)自分の仕事を反省するときは、夜寝る前、ベッドに入って明かりをランプだけにし一日を振り返る。
以前日記を書いていたが、後悔や悔しかったことばかり出てきてしまうので、頭の中で整理するようにしている。その後ラジオのお便りで日記を進められたので、最近はまた日記に書くようにしている。大人になって改めて日記を書いてみたらよかったと思う。
自分のことを褒めることはあまりないが、つい最近あったライブイベントで、歌や踊りに対して練習が少なかったので、毎日毎日練習等をして本番につなげて皆さんに喜んでもらえたので、「楽しかったです」という感想をもらってゴールなので、それは褒めてもいいかなって思った。
声優はレギュラーを取るのが難しいので、レギュラーの仕事を頑張って取っていきたい。色んなキャラを演じたいのは、自分自身が言葉にして表現するのが得意じゃないから、演じることで表現できるものを出していきたいし、そういうのを、なるべく長く、命尽きるまで(笑)やりたい。
#27、#28 優木かな
(はるかなレシーブ:大空遥役)
自分のライブのMCで実際に言った言葉。
生きていると、辛いこともあるし、それを乗り越えてハッピーなこともあるが、辛いことから逃げてもいいなじゃないかって。それでよくないこともあるかもしれないが、辛いの嫌じゃないかと。自業自得ならいいが、自分が関係ないことはなんて無意味なんだろうと思い始めてから、無理に嫌いなことはやらない、辛いことからは逃げちゃえ、という風に感じた。
そこで、ライブで「無理に私のこと推してない?」という話になって、「私のこと推してて辛いことがあるなら、推さない方がいいよ」って言っちゃった。「なんでかな氏あんなこと言っちゃったんだ!言っちゃダメだよ!」ってなっちゃう人は、優木かなにこうなってほしいというのと違ってしまって、ああなんかやだな辛いなって思っちゃう人は推さなくていいよ?って話になった。
(なんかすごい話してるな笑)
色んなことを考えて、気にしすぎだよ~って言われるし、誰もそんなこと思ってないって言われるけど、「私が思っちゃってんのよ」。だけど、何も考えないより良い。何も気にしない人、自を持ってる人は正直羨ましいと思うけど、気にしちゃうから見える部分、考えたうえの考えはあるんじゃないかと。
声優になって1、2年目くらいから思うようになったのが、「強さ」とは誠実に生きること。声優をしてると、あることないこと言われて、それも否定もできないが、真実を知っているのは自分だけだから、誠実に生きようとしている。突っつかれて、まずいところがないっていう人生にしたい。
夢は、可愛く年を取ること。可愛いものが好きで、時間が経つと趣味も流行りも変わってるけど、自分の好きなものを着てたい、好きなものに囲まれてたい。周りから評価される可愛さじゃなくて、自分が思う可愛さで、可愛くいたい。可愛いおばちゃまになるのが夢。
#29、#30 日高里菜
(ステラのまほう:池谷乃々役)
誰かの言葉というより、誰かの言葉を母親が見て、すてきな言葉だと思って自分に幼い頃から言ってくれてた言葉。自身が結構悩みやすくて、子どもの頃から「みんなは出来てるけど私はいつもできない」ってなりやすかったのを見て、親が「最初はみんな出来ないのが当たり前だし、そこで諦めて投げだしたら一生出来ないよ」って言ってくれた。
周りの先輩方を見ても羨ましく思ってしまうが、きっと、すごい見えないところで努力してたりとか、色んなことをしてそのかっこよさが保たれてるんだなって思うと、同じ人間だから、頑張り続ければ少し近づけるんじゃないかって頻繁に思うので、自分も頑張ろうとなれる。
すぐ反省しちゃうマンで、むしろ反省しない仕事なんて1個もない。ラジオとかも、話しててすごく楽しいけど、終わった後ですごい悩んだり。アニメとかも、すごい大御所の先輩から言われて忘れられないのが、アニメは基本リアルタイムで見た方がいいよって言われてて。リアルタイムでみんな一斉に何万人、何十万人が見てると思うと、中途半端が出来ない恐怖感というか、こんなんじゃダメだと奮い立たせる気持ちが湧いてくる。そんな大御所の方でもそう思うんだと思ってからは、なるべくリアルタイムで追うようにしてる。
自分は慎重派だけど、周りの友達が、とりあえず挑戦しようっていう精神の子が多くて、それに感化されて踏み出せる。初めてのことは怖いし、失敗しちゃうって思っちゃうけど、「失敗してもいいじゃん!」と言ってくれる。
前向きでポジティブだと見られるが、陽の気を持ってる方が周りもハッピーになると思っているから、根本的に人のいる前で泣いたりとか怒ったりとかしない。1人でいるときに急になるから、仲いい人にも弱いとこ見せないし、親にも見せない。だから、失敗したときとかも人に話そうとかはならず、1人の空間、車の中とか自分の部屋でわーーってなるだけ。
意識してるというよりは、小さい頃から自然とやってた。無理して元気にいようとかではなく、誰かといると自然と楽しくなる。
仕事をする上で、縁が大事だと思っている。誰がどこで何を見ているかも分からないし、ラジオを聴いて初めて知って声をかけましたみたいな方がいたりというのを聞くと、どこから縁がつながるか分からないな…と思う。
#31、#32 西明日香
(三者三葉:葉山光役)
シグマセブンの公開オーディションに合格して20歳で上京したが、当時は勝手に仕事とか入ってきて、勝手に有名になると思っていた。だが待てど暮らせど、仕事は入ってこないしオーディションは受からないで、事務所は行って1年から2年は暗黒期だと自分でも思うくらい低迷していた。
そのときに、大先輩の玉川砂記子さんが、事務所のオーディションに合格した何人かを集めてレッスンをやってくれていて、そのときに結構へこんでいる新人の自分たちにむかって「あなたたち、腐っちゃダメよ」と言ってくれた。
全然上手くいかないときに、「どうせ自分はダメだ」とか「何やったって上手くいかない」みたいに自分で自分を腐らせちゃうと、何をやっても上手くいかないんだからね?だからたとえオーディションに落ちてしまったとしても、そのときは自分がその役に合わなかった、それだけだから、自分を卑下することはないんだから、その後もずっと腐っちゃダメ、自分だけは自分のことを信じてあげなさいと言われた。
砂記子さんのこの言葉を聞いてから、オーディションに落ちた時も、過剰にへこまずに済んで、暗黒期を乗り越えることができた。
同じく砂記子さんに教えてもらったことだが、上京して状況が何も変わらなくても(ダジャレではない)、自分が日々なにか吸収した方がいい。それを聞いた当時、ちょうどトイカメラにはまってると話したら、「ただの趣味って思われるかもしれないけど、それによって何かを吸収することがあるかもしれない。そこで得た世界観を自分のものにすれば、人間としての幅が広がるんじゃない?やることなすこと全部に意味があるんだから」と言われた。
心の支えになったのが、実家の家族。実家の兵庫県に、月一ペースでそれこそ帰っていた。自分が腐らないためには、自分のテンションの上がる家族に、今(※配信は2021年5月14日)でも実家で飼っている犬に会いに定期的に帰っていたから良かったかなって思う。
声優をしてて、自分の夢を叶えられたことはよかった。それと、ファンの人とかと交流して、ずっと応援してくれてる人には勝手に友達みたいな感覚で、声優をしたからこそファンにも出会えたし、声優仲間にも出会えたし、それで自分の世界が広がったのは喜ばしいことだと思う。
今後は、子ども向け番組に出たい。教育番組のミニアニメやキャラクターに声を当てたい。
#33、#34 尾崎由香
(アニマエール!:鳩谷こはね役)
#35、#36 沼倉愛美
(恋愛ラボ:倉橋莉子役)
#37、#38 河野ひより
(きららファンタジア:ヒナゲシ役)
#41、#42 内山夕実
(Aチャンネル:ナギ役)
#43、#44 津田美波
(ゆゆ式:櫟井唯役)
#45、#46 小見川千明
(ひだまりスケッチ:なずな役)
#47、#48、#95、#96 田村睦心
(きららファンタジア:カルダモン役)
(キルミーベイベー:ソーニャ役)
#49、#50 徳井青空
(ブレンド・S:神崎ひでり役)
#51、#52 日笠陽子
(NEW GAME!:八神コウ役)
#53、#54、#83、#84 小澤亜李
(がっこうぐらし!:恵比寿沢胡桃役)
#55、#56 金澤まい
(棺担ぎのクロ。~懐中旅話:クロ役)
#57、#58 伊藤かな恵
(はるかなレシーブ:立花彩紗役)
#59、#60 野口瑠璃子
(球詠:中村希役)
#61、#62 ゆかな
(きららファンタジア:ソラ役)
#63、#64 赤尾ひかる
(こみっくがーるず:萌田薫子役)
#65、#66 長縄まりあ
(ステラのまほう:本田珠輝役)
#67、#68 逢来りん
(きららファンタジア:メディア役)
#69、#70 久保田梨沙
(おちこぼれフルーツタルト:関野ロコ役)
#71、#72 近藤玲奈
(おちこぼれフルーツタルト:前原仁菜役)
#73、#74 悠木碧
(Aチャンネル:トオル役)
#75、#76 久住琳
(スローループ:海凪ひより役)
#79、#80 茅原実里
(きららファンタジア:ハッカ役)
#85、#86 宮下早紀
(はるかなレシーブ:比嘉かなた役)
#87、#88 井上ほの花
(RPG不動産:風色琴音役)
#89、#90 桑原由気
(きららファンタジア:コルク役)
#91、#92 赤﨑千夏
(きららファンタジア:セサミ役)
#93、#94 木野日菜
(RPG不動産:ファー役)
#97、#98 伊藤彩紗
(スロウスタート:百地たまて)
#99、#100 森永千才
(あんハピ♪:狭山椿役)
#101、#102 茅野愛衣
(ゆゆ式:相川千穂役)
#105、#106 山田麻莉奈
(きららファンタジア:エニシダ役)
#105、#106 長谷川育美
(ぼっち・ざ・ろっく!:喜多郁代役)
#107 楠木ともり
(きららファンタジア:きらら役)
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