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蛟#17時毎日投稿
自分であげてる小説のとりあえずの置き場として用意しました。
ーー毎日投稿中ーー 花に関する詩 処女作 あねもね https://note.com/mizuchi9003/n/nbf7bfdc40d6d ーー不定期投稿中ーー 有料ノート 詩集1「日常は日常か」|蛟 https://note.com/mizuchi9003/n/n60b19fa14d61 小説まとめマガジン 小説ーまとめー|蛟 https://note.com/mizuchi9003/m/m84737bbf2815 主に花言葉を使った花の短文?現代詩?みた
私は本が好きだ 頭の中に 直に流れ込んでくる そんな文字が好きだ 滔々と流れる瓦礫に揉まれて 河の一部になれたら そう思ってしまうほどに
覗かれる覚悟をもって ぴんっと背筋を伸ばす 冷たい他人の息を吸って ぱちんっと頬を打つ そんな風にして 出来上がった僕で 堂々ともがき苦しんでみせたい
そこにあるだけで ただ意味のある愛と 当たり前の道路標識と ビルと踏切と木々と青と人 すぐそばの日常を愛して 日常に恋して 君を 僕を きっと大切にしてあげられますように
諦め方なんて 知らない 知らない 知らない 初恋の相手も 高校受験も 喧嘩した親友も 諦め方なんて 知らないままでいたかった
ホームのアナウンスで 胸ぐらを掴まれて 現実に引き戻された その刹那 刹那の一時だけは この世界に 僕だけが存在していなかったというのに この世界の 住人にはなれなかったというのに
僕が僕のことを認められますように 僕が僕のことを認められるようになった世界で また歩き出せますように 「安っぽい映画の乾杯のワンシーンに泣く」 「誰もいない公園のベンチで横たわる」 「いつもの通学路を歩道橋から見下ろす」 笑って貴女という 過去ごと抱えて愛せますように
世界が知りたかった 全ての海を 陸を空をしりたかった 知れば知るほどに すり減っていく命の最後に 貴女が名前を付けてくれたなら きっと報われてくれるはずだから
レンジで温めなおして 溶けた愛を頬張って 一人で生きられるようになった台所に 転がっていた包丁で突き刺した
海に星を放り投げた どこの誰かも分からない 泳ぐ知らない星が 誰かを傷つけながら すいすいと 気持ちよく沈んでいく 永遠に そう、永遠に
身体が溶けゆく24時に 眠れなくて ブル―ライトを覗き込んだ 何の通知もない携帯電話 ただの静けさに向かって鳴く夏虫 蒸し暑い潮風 また今日も 塾の自習室で丸くなるくせに 夜が眩しくなるまで 背を向けられないでいた
ごめんなさい 人間じゃなくって 抱えているものや背負っているものが わたしには不相応すぎて 何が好きで何が嫌いで わたしには一体なにができるのか わからなくなるの
かあさまは私にいつも 貴女は淡い色が好きねって いうのだけれど わたしは ただ儚い誰かが 好きなだけなのよね
貴女ですら 一度きりしか死ねないのなら 今度は私のために 死んでほしい
生き過ぎた 生き過ぎた 怠惰も幸福も この一時の祝福を この一時だけの私で 素直な言葉を君に伝えられたなら それでよかったはずだのに
一難去って また二難 その先の千里を超えて きっと私は