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いつから自分の影が薄くなっていくにつれて、周囲からも存在に気づかれなくなり、大人になった時には、透明人間になったかのように何をしても誰にもとがめられず、一人自由になった。 一文で完結する物語を読んでいただき、ありがとうございます! ▼一文物語 単発版 をまとめているマガジン ▼一文物語365(約2,200本)をまとめているマガジン ▼プロフィール
キラキラと充実させている華やかな場面だけをアップしている彼女のSNSアカウントが、突然凍結されて、春になってやっと解凍して使えるようになったと思ったら、文字も写真も動画も思い出全部がびしょ濡れで、ゆがみにじんでしまっていた。 一文で完結する物語を読んでいただき、ありがとうございます! ▼一文物語 単発版 をまとめているマガジン ▼一文物語365(約2,200本)をまとめているマガジン ▼プロフィール
超高精細な顕微鏡で細胞の中を覗いていると、青く丸い核があり、さらに倍率を上げていくと、陸の上の町には小さな生物たちが動いていて、ふと見覚えのある建物を透過モードで見ると、顕微鏡を覗く自分の背中を見えて、背後の天井を振り向いた。 一文で完結する物語を読んでいただき、ありがとうございます! ▼一文物語 単発版 をまとめているマガジン ▼一文物語365(約2,200本)をまとめているマガジン ▼プロフィール
一文物語「世界同時多発2度寝」 世界中でみんないっせいに2度寝してしまい、その日は1時間7分45秒ズレて1日をすがすがしく過ごすことになって、みんなでやるちょっとした朝寝坊が気持ちよかった。
一文物語「初回無料の輪廻」 「初回無料」にうながされた魂が、毎回新しい肉体に入って、無料で人生を経験させられている。